2216)パブ・居酒屋売上高減少率と京都ホテル客室稼働率の酷似
1.はじめに
新型コロナウイルスは、日本の人々の日常の社会生活習慣を変えさせ、そして各産業に多大な影響を及ぼしている。
その中で、外食産業及びホテル業界も売上高減という大きな影響を受けている。
パブレストラン・居酒屋の売上高減少率と京都ホテル客室稼働率を調べた結果、両者の数値に驚くべき酷似性を発見した。
それについて述べる。
数値・グラフ及び文章には、既発表鑑定コラムの記事内容の引用等を行っているため、重複があることをあらかじめ了承して頂きたい。
2.日本の新型コロナウイルス感染者数
2019年12月頃に中国武漢市で新型コロナウイルスの感染が見つかり、人口1千万人を超える武漢市の都市封鎖を中国政府は行った。
中国の春節の休暇を利用して、2020年1月に多くの中国人が観光客として日本を訪れた。
それと共に、新型コロナウイルスを日本に持ち込んだ。
2020年1月〜12月までの、日本の各月の新型コロナウイルス感染者数を求める。
NHK発表の新型コロナウイルス感染者数累計より下記のごとく求める。
例えば2020年10月の感染者数は、
10月の感染者数=10月末までの累計感染者数−9月末までの累計感染者数
=101,481人−83,737人
=17,744人
の算式で求める。
1月 17人
2月 225人
3月 1,992人
4月 12,187人
5月 2,477人
6月 1,865人
7月 17,651人
8月 32,129人
9月 15,194人
10月 17,744人
11月 47,504人
12月 86,884人
合計 235,869人
235,869人÷125,801,000人=0.00187=0.00190.0019である。%に換算すれば0.19%である。
17のX乗=235,869
の算式よりXを求めると、X=4.366431である。
年月 対前年同月比売上高 %
2020年1月 101.0
2020年2月 94.5
2020年3月 56.7
2020年4月 8.6
2020年5月 10.0
2020年6月 39.9
2020年7月 47.2
2020年8月 41.0
2020年9月 51.1
2020年10月 63.7
2020年11月 57.2
2020年12月 39.1

年月 客室稼働率 %
2020年1月 68.8
2020年2月 54.3
2020年3月 30.3
2020年4月 5.8
2020年5月 6.5
2020年6月 15.5
2020年7月 20.1
2020年8月 22.8
2020年9月 33.0
2020年10月 41.0
2020年11月 63.2
2020年12月 37.6


年月 前年同月比売上高 % 京都ホテル客室稼働率 %
2020年1月 101.0 68.8
2020年2月 94.5 54.3
2020年3月 56.7 30.3
2020年4月 8.6 5.8
2020年5月 10.0 6.5
2020年6月 39.9 15.5
2020年7月 47.2 20.1
2020年8月 41.0 22.8
2020年9月 51.1 33.0
2020年10月 63.7 41.0
2020年11月 57.2 63.2
2020年12月 39.1 37.6

Y=12.22+1.16X
相関係数r:0.87
相関度を示す相関係数は0.87である。相関関係は高い。