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2224)東京のビジネスホテル料金1年間で▲52%ダウン 2021年2月

 東京のビジネスホテル料金が、2020年2月から1年後の2021年2月の1年間で▲52%ダウンした。金額にすると▲5443円安である。

 2021年2月7日に、2021年2月18日(木)の東京駅周辺のビジネスホテル宿泊料金を調べた。

 条件は、ビジネスホテル、朝食付 シングル、禁煙部屋とする。

 ホテル宿泊料金は、私がいつも使っているホテル予約ネットの「じゃらんnet」(リクルート)に発表されている宿泊料金とする。

 2021年2月18日の東京のビジネスホテルの宿泊料の平均は、5,055円であった。

 前月の1月は5,572円であった。


          5,055円
               ────────= 0.91                             
          5,572円
 前月比▲9%の下落である。

 前月と同一のホテルは15である。

 そのホテル料金データで、料金DI値を求める。

     値上りホテル         3
     横ばい          4
          値下がり       8

3-8 DI値=──── ×100 = -33 15

 DI値は−33である。前月は−73であった。

 1年前の2020年2月の料金は10,498円であった。この事については鑑定コラム2042)「ビジネスホテル宿泊料金が激しく下落している」で記している。

 1年間の下落率は、
           5,055円
               ────────= 0.48                             
          10,498円
 前年同月比▲52%の下落である。金額にすると、
                  5,055円−10,498円=▲5,443円
▲5,443円安である。

 2020年2月〜2021年2月までの東京ビジネスホテル料金の推移を示したグラフは下図である。




東京ビジネスホテル料金2021年2月




 新型コロナウイルス感染によって、東京のビジネスホテル料金は1年前の半額以下になってしまった。

 観光業界、ホテル業界は青息、吐息である。倒産の瀬戸際の業者もいるであろう。何故ここまでの状態になるのに業界、政府は対策を取ってこなかったのか。

 新型コロナウイルス感染の怖さを蔑ろにし、東京オリンピックの需要を当て込んで全くといいほど、業界、日本政府、東京都は対策をしてこなかった。

 今でも対策らしい対策をしていない。

 3密政策とマスク、手洗い、うがいそして緊急事態宣言と自粛だけではダメである。

 感染そのものを防ぐ科学的対策をしていなくてはだめである。隠れ感染者を見つけ出す対策を全くしていない。

 閉校になっているいくつかの学校のグランドに野戦病院を緊急に造り、PCR検査を地域ごとに都民全員に行い、陽性者は野戦病院に入院隔離し、2週間様子をみて、重症者は専門病院に転院させ、治癒者は退院させる。

 PCR検査で陽性者を見つけるのは1万人に一人程度の割合であるから無駄であるという反対者がいるが、費用は大量の検査需要があれば大幅に低減出来る。

 この方法を主張したときの試算は一人1.5万円のPCR検査料金で行った(鑑定コラム2117「東京都民全員のPCR検査を行え」)が、世界的な国際価格は1300円/人と云われている。もっと安く出来る。

 現在では一人3000円でPCR検査を行うと民間業者が宣伝している。2,000円でもできる。

 10ヶ月位前に、PCR検査を増やせと主張すると、医師からPCR検査など必要がない、民間の検査信頼性は無い、PCR検査しても誤認率が高い云々という反対論が多数を占めていた。

 多くの国民が反対論を信じ込み、PCR検査をすることに賛意を示さなかった。

 その結果が1年後の現在の状態である。1都3県の緊急事態宣言は2021年3月7日に終わる予定が2週間延長された。

 唾によるPCR検査は2000円で出来る。

 飲食店街の入口とか中央に20分で結果が分かるPCR検査所を数ヶ所造り、飲食店を利用する人は、そこでPCR検査を受け、陰性証明書を持って居酒屋にそれを提示すれば利用出来るという方法を飲食店組合が行うならば、飲食店の不況は充分防げる。

 費用は本人が500円負担、残りの1500円は国負担とすれば良い。

 大規模の催しもの会場、劇場観劇、スポーツ観戦全てに同様な方法を採ればよい。

 旅行する人は、PCR検査をして陰性証明書を持って、ホテルに提示すれば宿泊出来るようにすれば良い。

 そのPCR検査で陽性と分かれば、野戦病院に即入院させる。隠れ陽性者はそれでかなり見つけられる。

 各業者団体はそうしたやり方を何故強く主張しないのか。私にはさっぱり分からない。

 都議会議員、国会議員の尻を叩き、政府及び東京都にそうした政策を実行させることである。

 現在の国会議員は何もせずに遊んでいる。議員としての本来の仕事をしていない。

 検査という行為をせずに感染者が出たと云って治療にのみ目を向けていては、いつまで経っても新型コロナウイルス感染は無くならない。隠れ感染者を見つけ出し、かつ経済が動くと云う政策を採らねば、企業の倒産は増え続ける。

 2021年2月18日の東京ビジネスホテル料金一覧は下記である。


番号 ホテル名 令和3年1月19日a 令和3年2月18日b 変動率 b/a-1
1 京王プレッソイン大手町 4363 4181 -0.042
2 ヴィアイン秋葉原 4000 3636 -0.091
3 ニューセントラルホテル 4090 3636 -0.111
4 アパホテル銀座京橋 4545 4545 0.000
5 パールホテル八重洲 7200 7200 0.000
6 東横イン東京大手町A1 6818 7272 0.067
7 銀座グランドホテル 4545 4772 0.050
8 ホテルモントレ銀座 8090 7858 -0.029
9 ホテルインターゲート東京京橋 7054 5454 -0.227
10 ホテルグレススリー銀座 5318 5318 0.000
11 京急EXイン東銀座 4727 4272 -0.096
12 グランドセントラルホテル 4922 4818 -0.021
13 秋葉原ワシントンホテル 5227 5227 0.000
14 銀座国際ホテル 6218 5309 -0.146
15 銀座キャピタルホテル 4090 4872 0.191
16 ホテルサンルート銀座   6054  
17 ホテルリソル秋葉原   4090  
18 東急ステイ日本橋   5700  
19 相鉄フレッサイン東京日本橋   3181  
20 スマイルホテル東京日本橋   3713  
  平均   5055  
  標準偏差   1249  
  変動係数   0.247  


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