○鑑定コラム


フレーム表示されていない場合はこちらへ トップページ

田原都市鑑定の最新の鑑定コラムへはトップページへ

前のページへ
次のページへ
鑑定コラム全目次へ

2264）大阪のビジネスホテル料金　2021年5月 DI値▲36

　2021年5月7日に、2021年5月18日(火)の大阪駅周辺のビジネスホテル宿泊料金を調べた。

　条件は、ビジネスホテル、朝食付　シングル、禁煙部屋とする。

　ホテル宿泊料金は、私がいつも使っているホテル予約ネットの「じゃらんnet」(リクルート)に発表されている宿泊料金とする。

　2021年5月18日の大阪のビジネスホテルの宿泊料の平均は、5,905円であった。

　前月の4月は5,992円であった。


　　　　　　　　　　5,905円
               ──────── ≒ 0.99                             
　　　　　　　　　　5,992円
　前月比▲1％のマイナスである。

　前月と同一のホテルは14である。

　そのホテル料金データで、料金DI値を求める。

　　　　　値上りホテル         2
　　　　　横ばい　　　　　     5
          値下がり　　　　  　 7


                   2-7
          DI値＝──── ×100 ＝ -36                               
                    14

　DI値は▲36である。DI値がマイナスとなった。そのマイナス値も大きい。料金値下がりのビジネスホテルの方が、料金値上げするビジネスホテルよりも多いということである。

　1年前の2020年5月の料金は7,509円であった。

　対前年同月比の変動率は、
　　　　　　　　 　　5,905円
               ────────≒　0.79                             
　　　　　　　　 　　7,509円
　前年同月比▲21％の下落である。

　このビジネスホテル料金の調査対象の常連と云うべきホテルであった大阪新阪急ホテル、阪急ホテルアネックスの名前が消えた。

　ホテル所有経営会社が、同ホテルを手放した為である。

　2021年3月31日の日本経済新聞ウエブは、「阪急阪神HD、6ホテルの営業終了へ　子会社人員3割減」の見出しで、阪急阪神HDの所有ホテルの売却を報じる。

　同ホールデイングスは、直営ホテルを21軒運営しており、このうち6軒を閉めるという。

　売却はホテル事業の構造改革と表明しているが、武漢発新型コロナウイルス感染による宿泊客の大巾な減少が経営の足を引っ張り、６つのホテルを売却せざるを得なくなったということは容易に推測できる。

　大阪新阪急ホテル、阪急ホテルアネックスは、売却６つのホテルの中に入っていた。

　ホテル経営企業が、６つの所有ホテルを手放さざるを得なくなったのは、武漢発新型コロナウイルス感染に対する政府及び大阪府のお粗末な対応の犠牲である。

　６つのホテルを取得するのはどこの企業か知らないが、中国企業であったとしたら、それは笑いごとでは済まされなくなる。日本人の性善説の考え方、平和ボケもいい加減に目をさませと云いたくなる。

　2021年5月18日の大阪ビジネスホテル料金一覧は下記である。


番号 ホテル名 令和3年4月15日b 令和3年5月18日b 変動率 b/a-1
1 ヴィアイン梅田 5700 5700 0.000
2 ホテルユニゾ大阪淀屋橋 4923 4600 -0.066
3 スーパーホテル梅田肥後橋 4600 4770 0.037
4 ホテルピナリオ梅田 4600 4400 -0.043
5 ハートンホテル北梅田 8010 7520 -0.061
6 アパホテル大阪梅田 4100 3900 -0.049
7 三井ガーデンホテル大阪淀屋橋 4830 5230 0.083
8 ホテル法華クラブ大阪 5300 5300 0.000
9 ホテルモントレ大阪 9000 9000 0.000
10 大阪東急REIホテル 6435 5000 -0.223
11 ホテル京阪　淀屋橋 5630 5230 -0.071
12 ホテルブラザオーサカ 5450 5225 -0.041
13 ホテル阪神　大阪 7480 7480 0.000
14 東急ステイ大阪本町 6600 6600 0.000
15 東横イン淀屋橋駅前   6400  
16 大阪グランベルホテル   5088  
17 ホテルグランビア大阪   8740  
18 ホテルルートイン大阪本町   6100  
  平均   5905  
  標準偏差   1456  
  変動係数   0.247  
         


　　鑑定コラム2042)「ビジネスホテル宿泊料金が激しく下落している」

　　鑑定コラム2117)「東京都民全員のPCR検査を行え」

　　鑑定コラム2224)「東京のビジネスホテル料金1年間で▲52%ダウン　2021年2月」　PCR検査は2000円で出来る

　　鑑定コラム2108)「無観客のプロ野球試合」　PCR検査陰性者による観客

　　鑑定コラム2073)「新型コロナウイルス感染者・6週間後 2020年4月16日8574人」　屋内体育館を野戦病院に

　　鑑定コラム2261)「東京オリンピック中止の国会決議を何故国会議員は行わないのか」


▲

フレーム表示されていない場合はこちらへ トップページ

前のページへ
次のページへ
鑑定コラム全目次へ