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2583) 2023年3月名古屋のビジネスホテル料金 8,541円 名古屋は魅力の無い都市なのか

 2023年3月の名古屋駅周辺のビジネスホテル料金は8,541円であった。前月比+4%のアップである。

 他の三大都市の2023年3月のビジネスホテルの料金と前月比を記すと下記である。

      名古屋   8,541円    +4%
        東京       16,379円        +34%
            大阪    12,735円    +29% 
            京都    15,977円    +184%

 三大都市の東京、大阪、京都のビジネスホテルの料金は、いずれも過去最高の料金である。

 そのビジネスホテル料金は三大都市は、12,700円〜16,000円である。1万円台にあるのに、名古屋は8,500円台である。過去最高の料金では無い。何故この様な料金の差があるのか。

 料金の前月比上昇率は、+29%〜+184%である。名古屋の上昇率は、+4%である。 三大都市に比して、上昇率は余りにも低い。

 名古屋という街には、人を引きつけるものが少ないのか。観光客の訪問が少ないのか。ビジネス客ばかりでホテル料金の値上げが出来ないのか。

 どうして四大都市の1つと数えられる都市であるにもかかわらず、三大都市との間に、ビジネスホテル料金で、上記のごとくの差が生じるのか。

 名古屋は魅力の無い都市なのか。

 ビジネスホテル料金の面から、名古屋という都市の根源的な弱点が存在していることが分かる。その弱点と言うものが、あらゆるところに影響を与えていのでは無かろうか。

 武漢発の新型コロナウイルスは、2020年2月に日本に上陸した。それから3年1ヶ月経った。

 日本に上陸した武漢発の新型コロナウイルスは、ビジネスホテル業界を苦境に落とし込み、大変な経済的影響を及ぼした。

 2023年3月6日に、2023年3月23日(木)の名古屋駅周辺のビジネスホテル宿泊料金を調べた。

 条件は、ビジネスホテル、朝食付 シングル、禁煙部屋とする。

 ホテル宿泊料金は、私がいつも使っているホテル予約ネットの「じゃらんnet」(リクルート)に発表されている宿泊料金とする。
 名古屋の2023年3月23日のビジネスホテルの料金、前月比、料金DI値は、下記のとおりである。

                 宿泊費       前月比      料金DI値
   名古屋    8,541円     +4%    +58

 名古屋駅周辺のビジネスホテル料金は、令和元年(2019年)7月は、8,090円であった。新型コロナウイルス感染が全くない時期のホテル料金である。

 令和2年(2020年)2月は、7,518円になった。新型コロナウイルス感染が日本に上陸し、広がり始めた月である。

 2022年1月は6,390円、2月は6,121円、3月は6,114円だった。

 4月は7,097円となり7,000円の大台に乗った。

 そのまま7,000円台が続くかなと思ったら、5月は6,565円と、再び6,000台に戻ってしまった。

 6月は6,637円、7月は6,943円となる。

 8月は影響は少ないがニッパチの売上高減の経験則の通り6,836円と7月より下落する。

 9月はニッパチの8月として下落が少なかった分値上りも多くないが、7,131円と成り久しぶりに7,000円台の料金になった。

そして10月は前月比26%アップで、8,987円となる。

 2020年2月の新型コロナウイルスが日本に上陸し、瞬く間に全国に感染は広がり、人々の移動の制限が加わると同時に、ビジネスホテルの料金は下落した。名古屋駅周辺のビジネスホテルの料金は、7,518円となった。

 それが、2年8ヶ月後に乗り越えて、8,987円となった。コロナウイルス感染の影響をビジネスホテル業界は乗り切った。

 11月は前月比▲3%ダウンであったが、8,000円台を保ち、8,689円であった。
 およそ2週間の間隔を開けて調査しているが、いつもは空室があり予約募集している常連のビジネンホテルの名前が、ホテル予約ネットの「じゃらんnet」(リクルート)から消えていた。ホテルが予約満室になっているということか。
 12月は前月比▲0.3%ダウンであるが、ほぼ横ばいの8,661円である。

 新しい年になった2023年の1月は、前月比+3%の8,897円となる。2月はニッパチの諺通り売上高は下落し、前月比▲7%の8,250円となる。

 ニッパチの売上高減の諺が適用されるごとくなったと云うことは、名古屋のビジネスホテル業界は、正常な業務状態になったという証拠である。

 3月は前月比+4%の8,541円である。三大都市のビジネスホテル料金は前月比29%〜184%上がり、1万円台(12,700円〜16,000円)で、いずれの都市も過去最高料金である。名古屋の料金は、過去最高の料金では無い。名古屋の料金の低料金が目立ってくる。

 DI値は2022年7月が+29であったのが、8月は−17であり、9月は+29であった。10月は+93である。11月は0である。12月は−8である。

 2023年1月は+18である。2月のDI値は大きく下がって-64である。3月は+58である。
      値上げ     9ホテル
            据置      1ホテル
      値下げ     2ホテル
である。


 名古屋駅周辺の2020年2月〜2023年3月迄のビジネスホテルの料金の推移をグラフにしたのが、下記のグラフである。



2020年2月〜2023年3月名古屋ホテル料金





 下記に、2023年3月23日の名古屋駅周辺のビジネスホテル料金分析一覧表を記す。



  ホテル名 令和5年2月20日a 令和5年3月23日b 変動率 b/a-1
1 チサンイン名古屋 6980 6810 -0.024
2 三交イン名古屋新幹線口アネックス 7400 7800 0.054
3 名鉄イン名古屋駅前 6300 7400 0.175
4 リッチモンドホテル名古屋新幹線口 10800 11300 0.046
5 アパホテル名古屋駅前 9200 9800 0.065
6 ダイワロイネットホテル名古屋駅前 10520 11120 0.057
7 くれたけインプレミアム名古屋納屋橋 7700 6840 -0.112
8 相鉄フレッサイン名古屋新幹線口 8920 8920 0.000
9 スマスルホテル名古屋新幹線口 6100 7700 0.262
10 第一富士ホテル名古屋駅前 6500 7000 0.077
11 ホテルユニゾ名古屋駅前 8480 10475 0.235
12 スーパーホテル名古屋駅前 6500 7400 0.138
13 ヴィアイン名古屋駅前椿町   8500  
14 ハミルトンホテル名駅南   6300  
15 サイプレスホテル名古屋駅前   10750  
  平均   8541  
  標準偏差   1727  
  変動係数   0.202  



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