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2592) 2023年4月名古屋のビジネスホテル料金 前年同月比1.25倍 8,839円

 武漢発の新型コロナウイルスは、2020年2月に日本に上陸した。2020年2月の名古屋駅周辺のビジネスホテル料金は、7,518円であった。

 それから3年2ヶ月経った。

 日本に上陸した武漢発の新型コロナウイルスは、ビジネスホテル業界を苦境に落とし込み、大変な経済的影響を及ぼした。

 名古屋駅周辺のビジネスホテル料金は、2023年3月が8,541円、4月が8,839円である。

 一年前の2022年4月の7,097円の料金と比べれば、料金は1.25倍になっている。

 ビジネスホテルのこの料金の変動を知れば、日本経済はほぼ元に戻り、景気は回復したといえるのでは無かろうか。

 ビジネスホテル料金は、目に見える数値として、手軽な景気動向の判断の1つになるでは無かろうかと私には思える。

 2023年4月2日に、2023年4月20日(木)の名古屋駅周辺のビジネスホテル宿泊料金を調べた。

 条件は、ビジネスホテル、朝食付 シングル、禁煙部屋とする。

 ホテル宿泊料金は、私がいつも使っているホテル予約ネットの「じゃらんnet」(リクルート)に発表されている宿泊料金とする。
 名古屋の2023年4月20日のビジネスホテルの料金、前月比、料金DI値は、下記のとおりである。

                 宿泊費       前月比      料金DI値
   名古屋    8,839円     +3%    +43

 名古屋駅周辺のビジネスホテル料金は、令和元年(2019年)7月は、8,090円であった。新型コロナウイルス感染が全くない時期のホテル料金である。

 令和2年(2020年)2月は、先に述べた7,518円であった。

 令和3年(2021年)2月は、最低の料金の5,095円になった。

 2022年1月は6,390円、2月は6,121円、3月は6,114円だった。

 4月は7,097円となり7,000円の大台に乗った。

 そのまま7,000円台が続くかなと思ったら、5月は6,565円と、再び6,000台に戻ってしまった。

 6月は6,637円、7月は6,943円となる。

 8月は影響は少ないがニッパチの売上高減の経験則の通り6,836円と7月より下落する。

 9月はニッパチの8月として下落が少なかった分値上りも多くないが、7,131円と成り久しぶりに7,000円台の料金になった。

そして10月は前月比26%アップで、8,987円となる。

 2020年2月の7,518円を、2年8ヶ月後に乗り越えて、8,987円となった。コロナウイルス感染の影響をビジネスホテル業界は乗り切った。

 11月は前月比▲3%ダウンであったが、8,000円台を保ち、8,689円であった。

 およそ2週間の間隔を開けて調査しているが、いつもは空室があり予約募集している常連のビジネンホテルの名前が、ホテル予約ネットの「じゃらんnet」(リクルート)から消えていた。

 ホテルが予約満室になっているということか。

 12月は前月比▲0.3%ダウンであるが、ほぼ横ばいの8,661円である。

 新しい年になった2023年の1月は、前月比+3%の8,897円となる。2月はニッパチの諺通り売上高は下落し、前月比▲7%の8,250円となる。

 ニッパチの売上高減の諺が適用されるごとくなったと云うことは、名古屋のビジネスホテル業界は、正常な業務状態になったという証拠である。

 3月は前月比+4%の8,541円である。三大都市のビジネスホテル料金は前月比29%〜184%上がり、1万円台(12,700円〜16,000円)である。名古屋の料金の低料金が目立ってくる。

 「名古屋は魅力の無い都市なのか」のフレーズをコラム題につけざるを得なかった。

 4月は前月比3%の8,839円である。

 京都の4月は値下がりしたが11,234円、大阪は12,986円、東京は16,265円である。名古屋以外の3都市のビジネスホテルは1万円を越えている。
 
 どうして名古屋は8,800円台の料金なのか。

 名古屋はやはり魅力のない都市で、コロナ感染政策が撤廃されても、ホテル料金が上がらないことは、観光客にとって名古屋は魅力の無い都市ということなのか。

 ホテル料金から、名古屋の産業・経済の力、景気の状態が見えてくる。

 DI値は2022年7月が+29であったのが、8月は−17であり、9月は+29であった。10月は+93である。11月は0である。12月は−8である。

 2023年1月は+18である。2月のDI値は大きく下がって-64である。3月は+58である。4月は+43である。
      値上げ     9ホテル
            据置      2ホテル
      値下げ     3ホテル
である。


 名古屋駅周辺の2020年2月〜2023年4月迄のビジネスホテルの料金の推移をグラフにしたのが、下記のグラフである。



2020年2月〜2023年4月名古屋ホテル料金





 下記に、2023年4月20日の名古屋駅周辺のビジネスホテル料金分析一覧表を記す。



  ホテル名 令和5年3月23日a 令和5年4月20日b 変動率 b/a-1
1 チサンイン名古屋 6810 7260 0.066
2 三交イン名古屋新幹線口アネックス 7800 8600 0.103
3 名鉄イン名古屋駅前 7400 8400 0.135
4 リッチモンドホテル名古屋新幹線口 11300 11800 0.044
5 アパホテル名古屋駅前 9800 9600 -0.020
6 ダイワロイネットホテル名古屋駅前 11120 10720 -0.036
7 くれたけインプレミアム名古屋納屋橋 6840 6840 0.000
8 相鉄フレッサイン名古屋新幹線口 8920 9200 0.031
9 スマスルホテル名古屋新幹線口 7700 7700 0.000
10 第一富士ホテル名古屋駅前 7000 7362 0.052
11 ホテルユニゾ名古屋駅前 10475 10527 0.005
12 スーパーホテル名古屋駅前 7400 8200 0.108
13 ヴィアイン名古屋駅前椿町 8500 9400 0.106
14 サイプレスホテル名古屋駅前 10750 9550 -0.112
15 ハミルトンホテルブルー名古屋   7600  
16 名古屋グランドホテル   12700  
17 名古屋金山ホテル   9300  
18 名古屋クラウンホテル   7600  
19 ジャストインプレミアム名古屋   7120  
20 ホテルランドマーク名古屋   9550  
21 ホテルリブマックス名駅   6600  
  平均   8839  
  標準偏差   1643  
  変動係数   0.186  



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