○鑑定コラム
フレーム表示されていない場合はこちらへ
トップページ
田原都市鑑定の最新の鑑定コラムへはトップページへ
前のページへ
次のページへ
鑑定コラム全目次へ
国土交通省が調査発表している地価LOOK2023年第2四半期の地価DI値の分析を、全国地域の地価動向DI値は鑑定コラム2634)で、東京商業地の地価動向DI値は鑑定コラム2637)で分析し終えた。
全国地価DI値と東京商業地価DI値の関係はどういう関係にあるだろうか。両者の地価DI値を対比して見てみる。
この関係に付いては、およそ1年前に発表した鑑定コラム2454)にも述べている。
両地域の令和元年第1四半期から令和5年第2四半期のDI値一覧は、下記である。
|
全国DI値
|
東京商業地DI値
|
令和元年第1
|
97
|
94
|
令和元年第2
|
97
|
94
|
令和元年第3
|
97
|
94
|
令和元年第4
|
97
|
94
|
令和2年第1
|
69
|
78
|
令和2年第2
|
-37
|
-22
|
令和2年第3
|
-44
|
-44
|
令和2年第4
|
-23
|
-56
|
令和3年第1
|
1
|
-50
|
令和3年第2
|
6
|
-50
|
令和3年第3
|
10
|
-56
|
令和3年第4
|
38
|
-33
|
令和4年第1
|
41
|
-6
|
令和4年第2
|
66
|
48
|
令和4年第3
|
80
|
50
|
令和4年第4
|
89
|
63
|
令和5年第1
|
91
|
69
|
令和5年第2
|
93
|
63
|
左側縦軸に全国地価DI値、右側縦軸に東京商業地地価DI値を取って、グラフ対比すると、下図である。
両グラフは似かよった変動をしている。
地価下落時期は、全国地価も東京商業地地価も同じである。地価上昇の時期は、全国地価の方が東京商業地地価よりも1年程早い。
地価変動の兆候は、東京の商業地に先ず現れると私は思っていたが、グラフを見ると全国地価が1年程早いことに驚く。
しかし、全国地価の何処にその兆しが現れるのかという地域の特定の問題が生じる。
1年のタイムラグ程度であるから、東京の商業地の地価変動を見て判断していても遅くはないと私は思う。
鑑定コラム2637)においても述べたが、令和5年第2四半期の東京商業地価の地価DI値が前期よりも下がったことは、やはり気になる現象である。
鑑定コラム2637)「東京商業地地価DI値63 地価LOOK令和5年第2四半期」
鑑定コラム2634)「地価LOOK令和5年第2四半期・全国の地価DI値は93と100に近づく」
鑑定コラム2454)「東京商業地価DI値と全国地価DI値のグラフ対比 地価LOOK2022年第2四半期」
鑑定コラム2668)「東京商業地価は上がっている 地価LOOK令和5年第3四半期 地価DI値+88」
▲
フレーム表示されていない場合はこちらへ
トップページ
前のページへ
次のページへ
鑑定コラム全目次へ