2021年10月31日(日)に第49回衆議院議員総選挙の投票が行われた。
衆議院議員数は456議席である。小選挙区制289人、比例代表制176人である。
10月19日公示、31日投票という短期間の選挙であった。
投票結果は、岸田文雄内閣が率いる自民党が261議席、自民党と共に与党を形成する公明党が32議席で、政権与党2党で293議席を獲得した。選挙前の議席は305議席(自民276。公明29)であった。
一方野党は172議席で終わった。野党第一党の立憲民主党(枝野幸男党首)は96議席(選挙前は109議席)で自民・公明与党に負けた。
小選挙区制で自民党幹事長の甘利明氏が落選した。自民党幹事長が衆議院選挙で落選するとは始めてである。
自民党の一つの派閥の長である石原伸晃氏が落選した。石原慎太郎が築き挙げた石原ブランドは崩壊した。
立憲民主党では、かっての自民党を牛耳って来、幾つかの新党を作り壊してきた小澤一郎氏も落選した。
選挙結果が判明した翌日2021年11月1日(月)の東京証券取引所一部上場日経平均株価は、取引開始から大幅上昇である。
始値は、先週末の終値に対して437円99銭高の2万9330円68銭で始まった。
日本経済新聞の株概況氏は、「自民党が261議席を獲得し国会の安定運営に必要な絶対安定多数を単独で確保した。ひとまず無難に通過したとの安心感から買いが先行している。」と記す。
東証一部上場株価日経平均は、下記である。
始値 29,330.68円
高値 29,666.83円
安値 29,267.63円
終値は29,647.08円で終わった。先週末終値に対して+754.39円高である。
岸田内閣が発足した翌日の2021年10月5日の東証株価は、▲622.77円安の株価暴落で、岸田内閣に厳しい見方を表明したが、今回はその株価下落分を吹っ飛ばす株価の上昇で、岸田内閣に期待の姿勢を示した。
武漢発新型コロナウイルス感染で痛めつけられた日本経済を、岸田内閣はどの様にして建て直すか。その期待が掛かっている。
コロナ感染者を、「自宅療養」と云う言葉であたかも治療しているがごとく見せかけて、実質何も治療も施さず「自宅放置」する政策など行うべきものでは無い。
その為に東京大学の法学部に入ったのかと叱り飛ばしたくなる東大法学部を出て、実質自宅放置を自宅療養と云う言葉にすり替えて、公然と法律違反の行政を行う官僚の悪賢い考え方、行為に騙されて行政を行わないように。
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