○鑑定コラム
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神戸市内のホテルの客室稼働率について記述したが、それでは東京のホテルの客室稼働率はどれ程なのかという疑問が当然わき起こるであろう事から、東京の2007年主要15ホテルの客室稼働率を記す。
国土交通省が発表している数値である。
平成17年までの客室稼働率については、鑑定コラム266)「ホテルの稼働率77.4%」で述べたが、それ以降については記事にしていなかったことから、調べて下記に記す。
東京の主要15ホテルの客室稼働率は、下記の通りである。
平成16年 75.6%
平成17年 77.5%
平成18年 77.1%
平成19年 75.3%
鑑定コラム266)では、平成17年の客室稼働率を77.4%としていたが、それは速報値であって確定値で無かった。確定値は77.5%である。
平成19年の客室稼働率も速報値であり、後日変更になるかもしれないが、それはそれとして、東京主要15ホテルの客室稼働率の数値割合を記す。
平成19年1月〜平成20年2月までの各月の客室稼働率は、下記の通りである。
( )内の数値は、平成19年の平均客室稼働率75.3%を100とした場合の指数である。
指数で見た方が、各月、季節毎の客数の変動が分かり易い。
平成19年01月 65.9%(87.5)
平成19年02月 76.8%(102.0)
平成19年03月 80.2%(106.5)
平成19年04月 78.3%(104.0)
平成19年05月 75.1%(99.7)
平成19年06月 71.6%(95.1)
平成19年07月 72.5%(96.3)
平成19年08月 70.7%(93.9)
平成19年09月 76.2%(101.2)
平成19年10月 80.2%(106.5)
平成19年11月 83.8%(111.3)
平成19年12月 71.9%(95.5)
平成20年01月 63.5%(84.3)
平成20年02月 74.4%(98.8)
今年平成20年(2008年)の1・2月は、去年の同月と比較すると、ホテルの客室稼働率は低下している。この傾向が続くであろうか。もし続くとなると景気は悪くなると云うことになる。
平成20年1・2月の客室稼働率の落ち込みは、前年同月に対して平均で0.966である。
この状態が続くとすれば、
75.3%×0.966≒72.7%
平成20年の東京のホテル客室稼働率は、72.7%と予測される。大きな落ち込みである。
サブプライムローン問題に端を発するドル下落に伴う円高によるホテルの売上高減、つまりサブプライムローン問題が金融機関のみでなく、東京のホテル産業の売上高にも影響を具体的に及ぼしてきたということになるか。
或いは、東京への海外ホテル企業の進出・既存ホテル増築が激しく、競争と客室増加による稼働率の低下減少か。
上記で引用した鑑定コラムは、下記をクリックすれば繋がります。
鑑定コラム 266)「ホテルの稼働率77.4%」
鑑定コラム 427)「神戸市内の2007年ホテル客室稼働率は75.2%」
鑑定コラム 432)「那覇市の2007年ホテル客室稼働率74.2%」
鑑定コラム 450)「京都のホテルの客室稼働率82.2%(2008年5月直前1ヶ年)」
鑑定コラム 564)「2009年ホテル業界に何が起こっているのか」
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