○鑑定コラム


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809)札幌の昼食

 南の宮古島から、北の札幌に話が飛ぶ。

 9月(2011年)に入って、札幌に行って来た。
 不動産鑑定ではない。
 前に不動産鑑定した案件の、その後の打合せである。

 代理人弁護士と訴訟進行に合わせて、反論、主張の下打ち合わせである。
 勿論依頼者も同席の上での打合せである。

 朝、羽田からJALで北の千歳に向かった。
 千歳よりJRの札幌行の快速に乗って、札幌に向かう。

 不動産鑑定であれば、現地調査、事例調査、役所への調査等があり、慌ただしい。

 しかし、不動産鑑定でない今回は、それらが無く、気分的に楽である。
 何かに追われるごとくのものが無い。

 代理人弁護士との打合せは、午後であったため、札幌駅近くで昼食をとることにした。

 前に札幌に来た時、一度利用したことのある店を捜した。
 食べ物の恨み云々ではないが、味等が良かった店は覚えて居る。
 不思議なことである。

 その店は、うろ覚えであるが、札幌駅ビルの中の飲食店だった。
 店名を忘れてしまったので、札幌駅ビルの飲食店フロアに行って捜すことにした。

 目的の店はあった。
 店の前に立って、以前利用したことが思い出されてきた。

 昼の12時までにはまだ時間の余裕があったためか、席に余裕があった。
 テーブルまでの案内を受け、席に座ると、

 「お客様、当店利用は初めてですか?」

と女店員は聞く。

 「いいえ、前に一度来ています。」

 「有り難う御座います。
 それでは御利用の仕方を説明する必要はありませんので、省略させて頂きます。
 お飲みものの御利用はありますか。」

 「いいえ ありません。」

 「では、ごゆっくり御利用下さい。」

と言って、女店員は立ち去った。

 私は、料理が並んでいる店の中央にある大きなテーブルに向かった。
 トレイと皿を取った。

 大きなテーブルに並べられている野菜等の料理を、自由に皿に盛りつけた。

 私が入った店は、北海道産の野菜を中心にした自然食品のバイキング料理店であった。

 料理の品は、40品以上か? 50品以上か? いやそれ以上あるようだ。
 自分の好みで、食べたいだけ食べることの出来る店であった。

 生野菜は勿論、野菜を使った煮物もある。フライもある。
 主食部類の、ご飯、おかゆ、ピラフ、うどん等もある。
 中華料理もある。
 デザートもある。

 昼に近づくにつれて、空席だった席も埋まり、満席になってしまった。

 客の100%近くは女性である。
 大人の男性は私一人。あとは母親と一緒に来ている幼児の男の子くらいである。
 少し場違いなところに入ったのかという気がしなくもなかった。

 テーブルは24、25卓くらいであろうか。
 2人卓、4人卓があるから全席どの位あるのか分からないが、平均して1卓3人として、

     3×25=75席

75席くらいになるか。

 それだけの席が満席になるのである。

 札幌駅ビルの飲食店という好立地ということもあるだろうが、随分と人気のある店の様だ。

 利用者は、小さいハンドバッグを持った女性である。
 旅行者の持つキャリーバック、スーツケース、旅行バックを持った人は目に入らない。

 店利用者は、札幌市内の人或いは周辺の人々と見うけられる。

 生野菜は、大皿いっぱいに盛ったが、他の料理は少しずつ皿に盛って食べることにした。

 充分な満腹感を持って、店の外に出た。
 店の外側の通路には、椅子に座って入店の順番を待っている人の列が出来て居た。
 繁盛する店である。

 料金は1,299円であった。
 店の名前は「彩蒔季」という名前であった。ネーミングが良い。
 「さいじき」と読む。当て字であろう。
 札幌駅ビル6階にある。

 札幌に来ることはそう多くない。
 次回はいつになるか分からないが、札幌に来た時は、ここで再び昼食をとろう。
 

  鑑定コラム808)
「マンゴーが宮古島から届いた」

  鑑定コラム805)「神戸の昼食」

  鑑定コラム816)「六本木の昼食」

  鑑定コラム838)「新宿の昼食」

  鑑定コラム52)「次年子の蕎麦」


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