○鑑定コラム


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838)新宿の昼食

 東京のダウンタウン、気取った銀座に対する庶民の雰囲気のある街、京王線・小田急線のターミナルの街、都庁のある街、超高層ビルが林立する街、京王プラザ、ヒルトン、ハイアット等一流ホテルが集中している街、無国籍化の盛り場・歌舞伎町のある街等々、新宿にはいろいろな顔がある。

 新宿は仕事でよく利用する街であって、新宿で昼食を取る時が少なくない。

 夜は居酒屋に変わる店で昼飯を、喫茶店でパスタとコーヒーを、或いは牛丼の店へ、又、日本そば屋へと。

 それらの店の中には消え去った店もある。
 しかし、中には20数年利用している店も一つある。

 寿司店である。

 寿司店というと高級イメージがあるが、その様な高級寿司店は、私の肌に合わない。
 私がよくランチ利用する寿司店は、値段も安く庶民的な寿司店である。
 そうした店だからこそ、私は利用するのである。

 昼の客はビジネス客が圧倒的に多い。

 いつも私は、寿司店の長いつき板のカウンター席に座る。
 3人の寿司握り職人が、カウンターの向こうで寿司を握っている。

 座るとほぼ同時に、女性の店員がお茶を運んで来てくれる。

   「テンゴ・・・・・・」

と云ってランチ寿司を頼む。

 1分も経たずにランチ寿司が運ばれてくる。
 早い。
 何と云ったって早い。

 その後、温かい味噌汁が出て来る。
 手際の良さには感心してしまう。

 寿司盆には、握り寿司8個と、細巻の鉄火巻きとカッパ巻きのそれぞれ半分づつ、併せて一本が入っている。

 握り寿司8個は、いつも同じではないが大体次のものが多い。

 鯛、マグロ、ハマチ、カンパチ、サーモン、鯖、イカ、卵である。

 寿司一人前とは、握り寿司10個と昔聞いた。
 半切りの細巻の鉄火巻きとカッパ巻き寿司をそれぞれ1個とすれば、10個の寿司となる。
 一人前の寿司量ということか。

 寿司一人前には、お米一合を使用していると、昔教えられたが、現在はどうか。

 現在はグラムで云うようであり、私はグラムでの知識は無い。

 お店の名前は『新宿栄寿司』という。
 新宿西口の国際通りにある。
 西新宿の甲州街道を北側に一歩入った通りである。

 国際通りというと、何だか外国店舗があるごとく聞こえるが、その様な店舗は無い。飲食店とパチンコ店の雑居ビルが、ゴチャゴチャ混じり合っている通りである。
 何故国際通りと云うのか分からない。

 新宿栄寿司は、本店、西口店、西口第二店と3つある。
 3店舗いずれの店も利用するが、私がもっとも利用する店舗は、3店舗のうちでは、京王線新宿駅始発特急乗り場にもっとも近い国際通りの西口店である。

 西口第二店は、ヨドバシカメラの近くにある。
 本店は新宿駅の東口側、新宿3丁目の寄席の末廣亭の近くにある。

 「テンゴ」とは、1.5人前のランチ寿司の略称である。
 1.5人前というが、寿司の個数から云えば、1人前ではなかろうか。
 金額は735円である。
 以前はもっと安かったが、最近735円に値上げした。
 値上げは残念であるが、変わらずつきあおう。

 1.5人前のほかに、1人前のランチもある。その金額は630円である。

 回転寿司全盛の時代で、寿司店がドンドン閉店している。
 その中で多くの寿司職人を雇い、その家族の生活を守って、競争の中で生き残っている寿司店は、立派と私は思う。


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