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934)東日本大震災で業績悪化 ゴルフ場売却

 ゴルフ・リゾート事業会社で、ナスダック上場のA.Cホールディングスが、福島県に所有していたゴルフ場を手放した。

 東日本大震災の震災並びに東京電力福島原子力発電所の事故の影響によって、所有する「福島空港ゴルフクラブ」の業績が悪化した。

 企業として事業の再構築を考え、福島空港ゴルフクラブを手放すことになったとA.Cホールディングスは、会社の平成24年6月8日付ホームページで述べる。

 手放すゴルフ場の所在・規模等は、下記の通りである。

 所在   福島県須賀川市狸森

土地   ゴルフ用地       雑種地   759,582u 宅地     5,053.99u 計     764,635.99u
 建物 クラブハウス 総床面積   3,165.51u

 譲渡価格は、1.6億円である。
 内訳は、

     土地価格    1.4億円
     建物価格        2千万円

である。

 土地単価は、

    140,000,000円 ────────   ≒ 183円/u  764,635.99u

u当り183円である。
 DCF法で求めると、この位の土地価格になるのであろうか。

 建物単価は、

     20,000,000円 ───────  ≒  6,318円/u 3,165.51u

u当り6,318円である。坪当り換算20,900円である。

 第3者との売買であるから、建物売買価格2千万円が、一般的には時価であると考えられる。

 一方、固定資産税評価額はこれよりもかなり高い金額になっているのでは無かろうか。

 高い固定資産課税評価額からはじかれる建物の固定資産税が、高すぎるとして、今後トラブルが発生しなければ良いが。


  鑑定コラム933)
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