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962)火野正平の「日本縦断こころ旅」2012年秋の旅始まる

 火野正平の「日本縦断こころ旅」2012年秋の旅の放映が、平成24年9月24日より始まった。

 和歌山の那智の大滝を前にして、正平が口上を述べ、ヘルメットを被った5人の自転車野郎が颯爽と坂を下って行く。

 「人生下り坂が最高」と云うがごとく。

 火野正平の自転車の旅が始まった。

 秋の旅は、平成24年9月24日〜平成25年2月3日まで続く。

 和歌山を出発して四国に渡る。
 四国4県を廻って、岡山、広島、山口の瀬戸内を走る。
 九州は東側を走り、最後は沖縄に行くと云う旅程である。

 正平の自転車は、普通ではまずテレビに放映されない場所、地域を走り訪れる。
 これが良い。

 また、全てが予約無しで進められるところが、なお良い。
 つまりシナリオどおりの劇ではないのが良いのである。

 狭い裏道・抜け道と思われる処を走る。
 地元でも、あまり知られていないのではなかろうか。
 交通混雑の道とか自動車の多い所を避けているのであろうが、日常の狭い生活道路のごとくの道を行く。

 後日恐らく地元の人が映像を見たら、

 「ウワーッ、うちの前の道を火野正平は走り抜けている。
 通るのが分かっておれば、道に出て応援したのに。」

と云うであろう。

 いつ通り過ぎるのか、分からないところが、又、この番組の良いところでもある。

 今編のこころ旅は、どの様な風景を映し出してくれるであろうか。
 朝7時45分が待ち遠しい。

 この原稿を書いている時、NHKの良いニュースが耳に飛び込んできた。
 山中伸弥京都大学教授が、2012年ノーベル賞受賞決定のニュースである。
 山中教授のノーベル賞授賞を心から喜びたい。
 日本人の一人として誇りに思う。



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「火野正平自転車のこころ旅」

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