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2012年3月に新築建物が完成し、5月にオープンした皇居お堀端のパレスホテルのホテル棟・事務所棟の建築工事費は、u当り429,000円である。
パレスホテルの関東財務局に提出されている有価証券報告書(平成24年1月〜12月)を、インターネットサービスのEDINETで見ていたら、目が止まる数値が同報告書の終わりの方にあった。
「パレスホテル東京及びパレスビル新築工事 60,107,942千円」
という数値である。
有形固定資産等明細表の当期(平成24年12月期)増加額の説明に記してある数値であった。
平成24年(2012年)3月にパレスホテルのホテル棟・事務所棟は完成している。同年5月にオープンした。
決算期間が1月〜12月であれば、その期間に完成した建物である固定資産は、前年より増加した固定資産と言うことになる。
とすると、有価証券報告書に記載されている60,107,942千円という金額は、ホテル棟・事務所棟の建築工事費であると判断出来る。
新パレスホテルの2棟の建物の概要は、下記の通りである。
ホテル棟 S、SRC造23階建・地下4階付 延床面積62,000u
事務所棟 S、SRC造23階建・地下4階付 延床面積78,000u
計 延床面積140,000u
建築工事費のu当り単価は、
60,107,942,000円
────────── = 429,342円≒429,000円
140,000u
u当り429,000円である。
同報告書には、この他にホテル客室家具調度品設備として、1,211,821千円の金額が計上されている。
ホテルの部屋数は290室であるから、
1,211,821,000円
───────── = 4,178,693円≒4,200,000円
290室
1室当り420万円の家具等設備費ということになる。
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