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1109)お米の消費量が減っている

 2013年8月8日農林水産省が、平成24年度の食料需給表を発表した。

 それによると、平成24年度の日本人一人当りの年間お米消費量は、56.3kg(概算)である。

 平成23年度は57.8kgであったから、1年間での米の消費量は、なお減った。

 日本人は主食の米を食べなくなった。

 過去の一人当りの年間米消費量は、下記である。

        昭和37年度    118.3kg
        昭和40年度    111.7kg
        昭和45年度     95.1kg
        昭和50年度     88.0kg
        昭和55年度     78.9kg
        昭和60年度     74.6kg

平成02年度     70.0kg 平成07年度     67.8kg 平成08年度     67.3kg 平成09年度     66.7kg 平成10年度     65.2kg
平成11年度     65.2kg 平成12年度     64.6kg 平成13年度     63.6kg 平成14年度     62.7kg 平成15年度     61.9kg
平成16年度     61.5kg 平成17年度     61.4kg 平成18年度     61.0kg 平成19年度     61.4kg 平成20年度     59.0kg
平成21年度     58.5kg 平成22年度     59.5kg 平成23年度     57.8kg 平成24年度     56.3kg(概算)

 小麦の年間一人当りの消費量は、下記である。

        昭和40年度     29.0kg
        昭和50年度     31.5kg
        昭和60年度     31.7kg

平成20年度     31.1kg 平成21年度     31.8kg 平成22年度     32.7kg 平成23年度     32.8kg 平成24年度     32.9kg(概算)

 少しずつ増えている。

 お米の消費が減る一方、小麦の消費量は増えている。

 平成24年度現在のお米と小麦の一人当り消費量は、

     お米     56.3kg
         小麦     32.9kg

である。

 小麦の消費量は、お米の58%の量である。

 いつの日かお米の消費量と小麦の消費量が逆転するのであろうか。

 小麦の平成24年度の国内消費量は、743.6万トンである。
 そのうち国産は85.8万トンであり、輸入が657.8万トンである。

   率にすると、

       小麦国産    11.5%
       小麦輸入    88.5%

である。

 9割近くを輸入に頼っていて、小麦消費の増加を喜んでいる訳には行かないであろう。



****追記 平成27年度の米・小麦の消費量   2016年10月18日  鑑定コラム1547)転載

   農林水産省は、平成27年度の米・小麦の国民一人当りの消費量を発表した。下記である。

     米   54.6kg(概算)

     小麦  33.0kg(概算)


  鑑定コラム815)
「お米の消費量、年間一人当り59.5kg」

  鑑定コラム973)「一人当り米消費量57.8kg(平成23年度)」

  鑑定コラム1129)「25年産米価格大幅下落」

  鑑定コラム1258)「平成26年産米価格10%下落か」

  鑑定コラム1403)「平成27年産米価格13%アップか」

  鑑定コラム1407)「一人当りお米の消費量55.2kg(平成26年度概算)」

  鑑定コラム1547)「一人当りお米の消費量54.6kg(平成27年度概算)」


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