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新年早々の当コラムへのご訪問有り難うございます。
2017年最初の鑑定コラム記事です。
不動産は、社会、産業、経済等の基本地盤である。
不動産に価格が生じると云うことは、それは価値があることを意味し、取引されると云うことは、市場が存在していることを意味する。
市場があると云うことは、それは経済である。
日本経済を担う企業の大半は、土地建物を所有している。その土地建物には不動産価格が発生している。かなりの企業は、賃料を払って貸ビルに入って営業している。
企業で生産、販売等を担う社員は、給与・賃金を手にする。その給与・賃金は、GDPの60%を占める。
従業員等は住宅に住む。その住宅は価格を持つ。
不動産価格・賃料は、日本経済と無関係には存在しえない。
不動産価格・賃料は、日本経済の中に組み込まれて形成されていることになる。
株式市場は、その日本経済の動きを最も良く反映している1つでもある。
この様に考えると、不動産価格の動きを知るには、株式市場の動きを知っておく必要がある。
長々と能書きを述べた。
何故、田原という不動産鑑定士は、東京の株式市場のことを、一年のコト初めにコラムに書いているのかと思われる人もいると思い、長々と能書きを述べたのである。
2016年の東京証券取引所の大納会は、2016年12月30日(金)であった。
東証一部上場の日経平均株価は、19,114円37銭で終わった。
2016年12月30日大納会の日経平均の始値と大引けは、高値引けで終わった。
下記の通りである。
始値 18,997.68円
大引け 19,114.37円
2015年の大納会の終値は、19,033円37銭であったから、1年間の値上がりは、80円66銭である。
率にすると、
80円66銭
──────── = 0.004
19,114円37銭
0.4%の値上がりである。
2013年は56.7%の値上がりであった。
2014年は7.1%の値上がりであった。
2015年は9.1%の値上がりであった。
2016年は0.4%の値上がりであった。
2016年の最高高値は、2016年12月20日の19,484円53銭であった。
大納会の株価は、年初来の高値を超える事無く、節目の一つである2万円の大台に乗らなかった。
東京電力の株価は、472円で終わった。2015年は669円であった。
業種別日経平均(500種)の不動産業の株価は、1,543円36銭で終わった。2015年は1,628円70銭であった。▲5.2%のダウンである。これはどうしたことか。
リート指数は1,855.63であった。2015年は1,747.54であったから、
1855.63
──────= 1.062
1747.54
+6.2%のアップである。
2016年12月30日の他の指標は、下記であった。
NYダウ 19,819.78ドル
1ドル 116.81〜116.82円
長期金利 0.04%
NY原油1バレル 53.77ドル
ニューヨークダウの株価上昇が激しい。
これは、去年(2016年)11月のアメリカ大統領選挙で共和党のトランプ氏が大統領選で勝利した途端に、株価は大幅に上昇した。暮れまでその傾向は続いている。2015年12月30日のニューヨークダウは、17,720.98ドルであったから、その値上がりの激しさを知ることが出来よう。
長期金利は0.04%で終わった。1年前は0.27%であった。金融緩和の具体が、この数値を知れば分かろう。
NY原油が1バレル53.77ドルで終わったが、1年前は37.87ドルであった。
この原油高が、新しい年の経済にどの様に影響を与えるのであろうか。
鑑定コラム1430)「2015年末の東証株価は19,033円71銭」
鑑定コラム1301)「2014年末の東証株価は17,450円77銭」
鑑定コラム1155)「2013年末の日経平均株価は16,291円31銭」
鑑定コラム994)「2012年末の日経平均株価は10,395円16銭」
鑑定コラム846)「2011年末の日経平均株価は8455.35円」
鑑定コラム1588)「2017年の株価予想」
鑑定コラム1726)「2017年末の東証株価は22,764円94銭」
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