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容積率とは、次の算式で示される土地の利用率である。
延べ床面積
──────── = 容積率
当該土地面積
例えば200uの土地の上に、5階建延べ床面積800uの建物が建っているとした場合、その土地の容積率は、
800
─── ×100 = 400%
200
400%と云うごとくである。
土地の高度利用率を示すものである。
東京23区の土地の有効宅地の利用されている容積率は何パーセント程度なのか。
それを示すデータは無いものかとネットを漁っていたら、それはあった。
東京都が調査発表していた。但し調査年は少し古い。平成23年度のデータである。
『東京の土地利用(平成23年度土地利用現況調査結果の概要)』という調査報告書である。
出典は、下記のアドレスですが、20.87MBありますので、全部開く迄に時間がかかります。時間が待てない人は開かない方が良いです。
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/seisaku/tochi_c/pdf/tochi_3/tochi_all.pdf
宅地面積に対する建物の延べ床面積の割合(これを同報告書は「ネット」と呼んでいる)は、178%と報告する。
東京の23区の宅地の平均建物利用は、土地面積の60%を建物敷地とすると、
178%
──── ≒ 3.0
60%
3階建である。
トップの区は中央区で552.8%、次いで千代田区の409.7%である。
それ以外の区は、ドーンと使用容積率は落ちる。
平均300%の土地利用容積率になるのは、いつになるであろうか。50年後か。
下記に、東京都調べの23区の各区の平均容積率一覧を記す。
23区ネット容積率(平成23年)
|
|
区
|
容積率 %
|
千代田区
|
409.7
|
中央区
|
552.8
|
港区
|
352.3
|
新宿区
|
259.3
|
文京区
|
234.8
|
台東区
|
271.1
|
墨田区
|
228.9
|
江東区
|
213.5
|
品川区
|
205.4
|
目黒区
|
157.5
|
大田区
|
146.7
|
世田谷区
|
125.8
|
渋谷区
|
223.7
|
中野区
|
149.8
|
杉並区
|
124.8
|
豊島区
|
212.3
|
北区
|
167.8
|
荒川区
|
197.3
|
板橋区
|
156.9
|
練馬区
|
123.1
|
足立区
|
132.2
|
葛飾区
|
129.2
|
江戸川区
|
155.0
|
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