○鑑定コラム
フレーム表示されていない場合はこちらへ
トップページ
田原都市鑑定の最新の鑑定コラムへはトップページへ
前のページへ
次のページへ
鑑定コラム全目次へ
岡山県の市区町の2DK家賃はどれ程か。
データは、全国宅地建物取引業協会連合会が運営する「ハトマークサイト」というホームページ発表の「賃料相場」データによる。
岡山県内の市区町の2DK(40u)の平成30年1月の募集家賃平均は、下記である。
地域
|
月額 円
|
u当り 円
|
|
|
|
岡山市北区
|
51500
|
1288
|
岡山市中区
|
43300
|
1083
|
岡山市東区
|
44000
|
1100
|
岡山市南区
|
46400
|
1160
|
倉敷市
|
45800
|
1145
|
津山市
|
43100
|
1078
|
玉野市
|
54200
|
1355
|
笠岡市
|
42500
|
1063
|
総社市
|
42900
|
1073
|
高梁市
|
37000
|
925
|
新見市
|
47200
|
1180
|
備前市
|
43000
|
1075
|
瀬戸内市
|
48800
|
1220
|
赤磐市
|
49000
|
1225
|
真庭市
|
35400
|
885
|
美作市
|
44000
|
1100
|
浅口市
|
40000
|
1000
|
和気郡和気町
|
38000
|
950
|
都窪郡早島町
|
49000
|
1225
|
浅口郡里庄町
|
47000
|
1175
|
苫田郡鏡野町
|
|
|
勝田郡勝央町
|
51300
|
1283
|
久米郡美咲町
|
|
|
岡山市、倉敷市の2DKのマンション賃料は、平成24年4月から、どれ程変動しているであろうか。
平成24年4月の岡山市、倉敷市の2DK家賃は、拙著『改訂増補 賃料<地代・家賃>評価の実際』P187(プログレス 2017年2月)に掲載されているデータによる。
このデータも全国宅地建物取引業協会連合会が運営する「ハトマークサイト」というホームページ発表の平成24年4月の「賃料相場」データによるものである。
データ一覧と、変動率は下記である。u当り円で、変動率の計算は田原による。
平成30年1月a 平成24年4月b 変動率a/b
岡山市北区 1,288円 1,243円 1.038
岡山市中区 1,083円 1,115円 0.971
岡山市東区 1,100円 1,023円 1.075
岡山市南区 1,160円 1,065円 1.089
平均 1.043
倉敷市 1,145円 1,033円 1.108
岡山市の2DK家賃は、平成24年4月から平成30年1月まで約6年間で、4.3%の上昇である。
岡山市中区は▲3%下落しているが、他の3区は3%〜9%上昇している。
中区の家賃のみ何故下がったのか。その理由は何であろうか。
倉敷市の2DK家賃は、平成24年4月から平成30年1月まで約6年間で、10.8%上昇している。
上記分析によって、岡山の家賃は約6年間で+4.3%の上昇、倉敷は10.8%の上昇と分かった。
この分析を見れば、家賃は動いていると云うことが分かろう。
その動きは、過去の賃料が分かっていることによって知ることが出来る。過去の賃料が分からなければ、賃料が上がっているのか、下がっているのかすら知ることが出来ない。
家賃の変動を知ってどうなるのだと思う人がいるかもしれない。
家賃変動を知ることによって、大家の場合は、長い間値上げしていなかった家賃の値上げに踏み切ることが出来、そして家賃増額訴訟において勝訴の可能性を判断することが出来る。
賃借人の場合は、大家から大巾な家賃値上げ提示があった場合、その様な大巾に家賃は上がっていないという反論の証拠になり、値上げ幅を抑えることに繋がるであろう。
そして、逆に家賃が値下がりしていれば、家賃の減額を家主に要求し、裁判に訴えても減額訴訟において勝訴の可能性になることを知ることが出来る。
岡山市、倉敷市以外の岡山県内の各市町の平成24年4月の家賃は、前記拙著に記してある。
その賃料と上記に記してある平成30年1月の賃料から、平成24年4月〜平成30年1月までの家賃の変動がどれ程であるかを知ることが出来る。
鑑定コラム1752)「関根正二「信仰の悲しみ」に50数年振りで会えた」
鑑定コラム1748)「京都の家賃は平成24年〜30年1月で6.7%の上昇」
鑑定コラム1756)「倉敷のマンションの還元利回りは2.8%」
鑑定コラム1757)「土地還元利回りと建物還元利回り」
鑑定コラム1758)「倉敷・岡山の土地還元利回り、建物還元利回り」
▲
フレーム表示されていない場合はこちらへ
トップページ
前のページへ
次のページへ
鑑定コラム全目次へ