○鑑定コラム
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1.はじめに
鑑定コラム1859)で、北陸新幹線の乗車率は43%と分析した。
この乗車率は、北陸新幹線上越妙高駅−糸魚川駅の乗車人数から分析した数値である。
北陸新幹線の乗車率、年間乗車人数も分かったことから、金沢駅の新幹線乗車人数を求めてみる。
2.金沢駅始発の全乗車人数
金沢駅始発の「かがやき」、「はくたか」の上り本数は、一日29本である。
その一編成12両の座席数は931席である。
一日の始発の全座席数は、
931×29=26,999
である。
この席数については、鑑定コラム1859)で、詳しく記した。
3.金沢駅と富山駅等の全乗車人数
@ 金沢駅の全乗車人数
北陸新幹線の乗車を含めた金沢駅の乗車人数は、金沢市が発行している『金沢観光調査結果報告書』によれば、2016年度の乗車人数は、8,273,981人である。
一日当りの乗車人数は、
8,273,981人÷365日=22,668人
である。
A 北陸新幹線長野駅−金沢駅間の駅
北陸新幹線の乗車人数は、856万9千人とJR西日本が発表したことについては、鑑定コラム1859)で記した。
この乗車人数は「上越妙高駅−糸魚川駅」の間の人数である。
北陸新幹線の長野駅から金沢駅までの駅を、下り方向の順に記す。
長野
↓
飯山
↓
上越妙高
↓
糸魚川
↓
黒部宇奈月温泉
↓
富山
↓
新高岡
↓
金沢
B 富山駅等の乗車人数
北陸新幹線糸魚川駅から金沢駅の間にある駅は、黒部宇奈月温泉駅、富山駅、新高岡駅の3つである。
2018年6月20日の北日本新聞は、JR西日本の発表として、上記3つの駅の既存鉄道を含めた2016年度の一日の全乗車人数を記している。下記である。
黒部宇奈月温泉駅 898人
富山駅 7,843人
新高岡駅 1,988人
計 10,729人
C 金沢駅と富山駅等の全乗車人数比
金沢駅と富山駅等の乗車人数は、下記である。
金沢駅 22,668人
富山駅等 10,729人
計 33,397人
金沢駅乗車人数の占める割合は、
22,668人
───── =0.68
33,397人
68%である。
4.金沢駅の北陸新幹線乗車人数
北陸新幹線の乗車率は43%である。
北陸新幹線の金沢駅発の上りの全座席は、26,999席である。
26,999席×0.43=11,610席
乗車率43%とした場合、金沢駅始発の乗車人数は、11,610人と求められる。
しかし、上記に使用した乗車率の43%は、上越妙高駅−糸魚川駅間の乗車率である。
金沢駅から糸魚川駅までの間には、上記したごとく富山等の3つの駅がある。
43%の乗車率には、この富山駅等3駅の乗車人数が含まれている。その人数を控除する必要がある。控除する方法として、富山駅等3駅と金沢駅の全乗車人数の割合を使用して求めることにする。
金沢駅に富山駅等3駅を含めた全乗車人数に占める金沢駅全乗車人数の割合は、68%である。
11,610人×0.68=7,895人
金沢駅の北陸新幹線乗車人数は、一日当り7,895人と求められる。
但し、この人数は、田原の推測によるものである。JR西日本が発表したものではない。
鑑定コラム1857)「日銀金沢支店の報告では金沢の景気状況は具体的に理解し難い」
鑑定コラム1855)「平成29年金沢市勤労者実収入は全国1位」
鑑定コラム1859)「北陸新幹線の乗車率は43%」
鑑定コラム1861)「金沢市の平成29年の観光客数は平成27年より減少している」
鑑定コラム1862)「北陸新幹線開通後の金沢の住宅家賃は値上りしている」
鑑定コラム1863)「北陸新幹線開通後の金沢の事務所賃料は横ばいである」
鑑定コラム2718)「「不動産鑑定士太田謁八氏亡くなる」の鑑定コラム2695)がアクセス19位に 令和6年4月1日アクセス統計」
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