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1941）京都ビジネスホテル料金は値下がりしている　令和元年7月

　2019年6月下旬、京都に不動産鑑定評価に行って来た。

　京都駅は、中国人等の観光客、中学生の修学旅行でごった返していた。

　駅のロッカーに荷物を置こうと思い、駅ロッカーを探したが、駅ロッカーは全て立入禁止若しくは使用禁止であった。

　その理由は、6月末に大阪で開かれる20ヶ国Gサミットの警戒・警固のためであるためと注意書きに書かれていた。

　京都を訪れた多くの観光客は、大きなトランク荷物を抱えて困惑していた。

　「20Gサミットが開かれるのは大阪であろう。その警固の影響が京都駅にも及ぶのか。」

とぼやきながら、書類の他に、旅の着替え等が入っている重い鞄を肩に掛け、現地確認・事例調査等をせざるを得なかった。坂の上りは、鞄の重さが肩に余計に食い込んだ。疲れた。

　京都駅近くのビジネスホテルに宿泊したこともあり、2019年(令和元年)7月の京都駅周辺のビジネスホテルの料金を調べて見た。

　条件はビジネスホテル、シングルルーム、朝食付、一人の宿泊料である。

　セミダブルのホテルは除外する。

　宿泊日(宿泊予定日)は、令和元年7月10日で、調査した日は令和元年6月26日である。

　ホテル料金は、私がいつも出張する時に使っているホテル予約ネットの「じゃらんnet」(リクルート)に発表されている料金とする。

　ビジネスホテル料金は下記である。下記記載のホテルの中には、今回私が泊まったビジネスホテルも含まれている。


番号 ホテル名 宿泊料 円
1 ヴィァイン京都八条口 9000
2 リッチモンドホテルプレミア京都駅前 10185
3 アパホテル京都駅北 7685
4 都ホテル京都八条 10925
5 相鉄フレッサイン京都駅八条口 8425
6 ホテル法華クラブ京都 7870
7 ホテルセントノーム京都 7777
8 ホテル京都京都八条口 9009
9 ホテルエクセレンス京都駅前 4166
10 京都タワーホテル 6759
11 京都新阪急ホテル 9629
12 アパホテル京都駅前 8425
13 イビススタイルズ京都ステーション 6944
14 ホテル飯田 8500
15 ホテルステーション京都 4814
  平均 8008
  標準偏差 1818


　平均料金は8,008円である。標準偏差は1,818である。変動係数は0.227である。

　1年前にも、京都駅周辺のビジネスホテルの料金を調べている。それは鑑定コラム1796)「京都ビジネスホテル料金　平成30年7月」で記している。その時(平成30年7月)の料金は、

　　　　　　平均　　    8,318円
　　　　　　標準偏差　　2,016

であった。

　京都駅周辺のビジネスホテルの料金は、1年間で平均料金で

                   8,008円
                ──────　 ＝ 0.963                              
                   8,318円

▲3.7％下落している。

　同一ビジネスホテルでは、下記のごとくである。

　　新・都ホテル(都ホテル京都八条)　 11,500円→10,925円　 0.950　
　　相鉄フレッサイン京都駅八条口　　　8,800円→8,425円　　0.957
    ホテル法華クラブ京都      　      9,000円→7,870円　　0.874
    京都新阪急ホテル            　   11,000円→9,629円　　0.875
　　イビススタイルズ京都ステーション  9,010円→6,944円　　0.771
　　ホテルエクセレンス京都駅前　　　　5,000円→4,166円　　0.833
　　ホテルセントノーム京都　　　　　　7,700円→7,777円

　ホテルはドンドン建っており、ホテル不足だと云って民泊制度が出現して来た。

　これらが影響してか、京都のビジネスホテルの宿泊料金は、値下がりしているようである。

　1年間で12％の宿泊料の値下げはザラ、23％も宿泊料を値下げしたビジネスホテルもある。果たして、民泊制度は良い制度であろうかと疑問を感じる。


　　鑑定コラム1796)「京都ビジネスホテル料金　平成30年7月」

　　鑑定コラム1943)「大阪ビジネスホテルの凄まじい料金値下げ競争　令和元年7月」

　　鑑定コラム1946)「名古屋ビジネスホテル料金11％値下がり　令和元年7月」

　　鑑定コラム1948)「東京のビジネスホテル料金は▲4.8％値下がりしている　令和元年7月」

　　鑑定コラム1949)「東京等のビジネスホテル宿泊料金の分析を終えて」

　　鑑定コラム1951)「東京・京都・大阪・名古屋の雨後の筍のホテル建設」


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