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1993)19ミリ異形棒鋼▲4%値下がり(2019年9月)

 鋼材が値下がり始めた。

 日刊鉄鋼新聞の調査によれば、19ミリ異形棒鋼のトン当りの東京高値価格が、

         2019年08月      74,000円
         2019年09月      71,000円
と、1ヶ月で3,000円下落した。

 価格下落率は、

                    3,000円
                  ───── = 0.040                               
                   74,000円

  ▲4.0%の下落である。

 去年(2018年)9月にトン75,000円を付け、今年(2019年)5月までその価格が続いた。

 2019年6月にトン74,000円と、1,000円下がった。このことについては、鑑定コラム1947)で記した。

 そして、3ヶ月後の2019年9月にトン71,000円と値下げ幅が拡大した。

 鋼材の峠は越えた。

 価格が下落したと云うことは、鋼材の需要が減ったということの現象である。

 東京オリンピック1年前に、日本経済の縮小現象が具体的に現れてきた。

 鋼材価格と不動産の価格とは無関係ではない。

 都心高度商業地の土地価格は、既にピークを過ぎている。高度商業地の土地価格を高値で追いかけていると、婆を掴むことになろう。

 2018年1月以降の、19ミリ異形棒鋼のトン当り価格の推移を、下記に記す。日刊鉄鋼新聞の調査によるものである。

     2018年01月   70,000円
         2018年02月      71,000円
         2018年03月   72,000円
         2018年04月      74,000円
         2018年05月      74,000円
         2018年06月      74,000円
         2018年07月      74,000円
         2018年08月      74,000円
         2018年09月      75,000円
         2018年10月      75,000円
         2018年11月      75,000円
         2018年12月      75,000円
         2019年01月      75,000円
         2019年02月      75,000円
         2019年03月      75,000円
         2019年04月      75,000円
         2019年05月      75,000円
         2019年06月      74,000円
         2019年07月      74,000円
         2019年08月      74,000円
         2019年09月      71,000円
         2019年10月      -


  鑑定コラム1947)
「19ミリ異形棒鋼価格がトン7.4万円に下がった」

  鑑定コラム1850)「19ミリ異形棒鋼が1年間でトン当り1.2万円値上りしている」

  鑑定コラム391)「鉄筋鋼材の値上がりが激しい」

  鑑定コラム437)「19ミリ異形棒鋼トン11万円に(2008年6月12日)」

  鑑定コラム480)「19ミリ棒鋼が値下がり始めた」


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