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2570) 京都2023年2月ビジネスホテル料金  前年同月比+52%の8,666円

 2023年1月の京都ビジネスホテル料金を記述した鑑定コラム2558)が、2023年3月4日に発表したにも関わらず、3月1ヶ月のコラムアクセスではトップのアクセスがあった。

 何事が起こったのかと訝ったが、訪問者が多いと云うことは、そのコラムを読んでくれる人が多いということであり、その事実はコラム執筆者にとっては大変うれしいことであり、コラムを書き続ける心の支えにもなる。

 特に京都については、そう思わざるを得ない。

 という訳で、コラムアップの順番であれば、大阪のビジネスホテル料金のコラムであるが、京都の2023年2月のビジネスホテル料金の記事を先にアップする。

 武漢発の新型コロナウイルスは、2020年2月に日本に上陸した。それから3年経った。

 日本に上陸した武漢発の新型コロナウイルスは、ビジネスホテル業界を苦境に落とし込み、大変な経済的影響を及ぼした。

 2023年2月8日に、2023年2月20日(月)の京都駅周辺のビジネスホテル宿泊料金を調べた。

 条件は、ビジネスホテル、朝食付 シングル、禁煙部屋とする。

 ホテル宿泊料金は、私がいつも使っているホテル予約ネットの「じゃらんnet」(リクルート)に発表されている宿泊料金とする。

 京都駅周辺の2023年2月20日のビジネスホテルの料金、前月比、料金DI値は、下記のとおりである。

                 宿泊費       前月比      料金DI値
   京都      8,666円    +0.9%    +29

 京都駅周辺のビジネスホテル料金は、令和元年(2019年)7月は、8,318円であった。新型コロナウイルス感染が全くない時期のホテル料金である。

 令和2年(2020年)2月は、7,441円になった。新型コロナウイルス感染が日本に上陸し、広がり始めた月である。

 その後、2021年8月には、5,288円にまで落ち込む。この料金が最低金額である。「ニッパチ」の格言通りの客入りの悪い月となる。

 2021年11月には、秋の京都の紅葉トップシーズンに11,372円の料金になるが、その後料金下落となる。

 2022年1月は6,111円、2月は「ニッパチ」の不景気の格言の片方の月であり、5,684円に落ち込む。

 「ニッパチ」の格言通り2月、8月の客入りの悪い経済現象を、京都のビジネスホテル料金で現実に見ることになる。

 3月は修学旅行シーズンで6,907円と盛り返すが、4月は6,375円、5月は6,424円である。

 そして6月は、6,000円台をかろうじて維持する6,001円となる。

 京都の7月はホテル料金は何故か高くなる。8,554円となる。新型コロナウイルスの関係が無かった2019年7月の8,318円を超える料金になる。

 8月は「ニッパチ」の8月で、ドーンと料金は下がり、6,730円となる。9月は反動で高くなるのかと思ったら、ほぼ横ばいの6,822円である。

 そして10月、京都の秋のシーズンを迎え、料金は9月比+25%アップの8,553円となる。

 11月は京都のトップシーズンであり、そのシーズンであることを遺憾無く見せつける前月比+85パーセントアップの15,843円である。

 2021年11月の料金は、前記したごとく11,372円であったが、その金額を遙かに凌ぐ15,843円である。

 そして、いつもは空室があり予約募集している常連のビジネスホテルの空室予約募集が無くなっていた。

 およそ2週間の間隔を開けて調査しているが、かなりのビジネンホテルの名前がホテル予約ネットの「じゃらんnet」(リクルート)から消えていた。ホテルが予約満室になっているということか。

 11月の京都のホテルの予約は取りにくいというかってコロナ禍以前の京都のホテル状況のごとくであった。11月の調査出来たビジネスホテルの件数が大変少なくなってしまった。

 12月の料金は前月比▲43%ダウンで8,988円である。

 2023年に入って1月の料金は、前月比▲4%の8,589円である。

 ニッパチの2月に入って料金は、過去下がっているから、2023年2月も下がるのかなと思ったら、下がらず1月比の0.9%高の8,666円である。

 この料金は、前年同月の料金は前記したごとく5,684円であったことから、前年同月比+52%高である。京都のホテル料金は、1年前と比べて1年後の2023年料金はそれくらい値上がりしていると予測される。

 それは新型コロナウイルス感染がほぼ収まったことによるものと思われる。

 DI値は2022年7月は+100であった。そして8月は-89、9月は0と激しく変動する。

 10月のDI値は+81であった。11月は+100である。そして12月は−100である。再びの全ビジネスホテル値下げの現象を見る。

 2023年に入って1月のDI値は−33である。2月は+29である。
      値上げ     8ホテル
            据置       6ホテル
      値下げ      3ホテル

 京都駅周辺の2020年2月〜2023年2月迄のビジネスホテルの料金の推移をグラフにしたのが、下記のグラフである。



2020年2月〜2023年2月京都ホテル料金



 下記に、2023年2月20日の京都駅周辺のビジネスホテル料金分析一覧表を記す。


番号 ホテル名 令和5年1月19日a 令和5年2月20日b 変動率 b/a-1
1 アパヴイラホテル京都駅前 7900 7900 0.000
2 ホテル京阪 京都グランデ 10960 11900 0.086
3 京都第一ホテル京都駅八条口 6500 6500 0.000
4 スーパーホテル京都烏丸五条 7800 5800 -0.256
5 京都プラザホテル本館  新館 4950 6000 0.212
6 ホテルエルシェント京都 8200 9720 0.185
7 京都新阪急ホテル 8415 10200 0.212
8 ホテル法華クラブ京都 8320 7820 -0.060
9 ホテル京阪京都八条口 11370 12220 0.075
10 ダイワロイネットホテル京都八条口 8460 10600 0.253
11 ホテルイルヴェルデ京都 6000 6000 0.000
12 オリエンタルホテル京都六条 7540 8900 0.180
13 京都クリスタイルV 6700 6700 0.000
14 イビスタイルズ京都ステーション 9000 9900 0.100
15 リーガグラン京都 14945 14200 -0.050
16 アーバンホテル京都 6000 6000 0.000
17 東横イン京都五条大宮 5800 5800 0.000
18 相鉄フレッサイン京都八条口   9820  
  平均   8666  
  標準偏差   2560  
  変動係数   0.295  



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