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875)映画「ほかいびと〜伊那の井月〜」東京で上映

 友人が制作に関与したドキュメンタリー映画「ほかいびと〜伊那の井月〜」が、東京で上映されている。

 場所は、東中野の「ポレポレ東中野」という映画館である。
 JR東中野駅西口改札の北側出口徒歩1分にあると言う。
 住所は、下記である。

     中野区東中野4−4−1 ポレポレ坐ビル地下

 平成24年3月24日(土)から上映された。
 前日、友より、
 「明日の初日に観に行くのは、大変混雑するからやめた方が良い。
 劇場のキャパは小さく、整理券を配ることになったから。」
というアドバイスをいただいた。

 私は去年(平成23年)11月19日(土)、この映画が地元封切りされる前日の試写会の招待客として、雨の中、伊那の映画館「伊那旭座」に行って観てきた。

 その時は東京での上映は未定であったが、東京で上映するならば、もう一度、今度は料金を払って見てみようと思っていた。

 初日には映画館の舞台で、主演の田中a氏、ナレーターを務めた樹木希林氏、監督の北村皆雄氏の対談がある。

 北村皆雄氏と田中a氏との対談は伊那の劇場で聞いた。
 樹木希林氏との対談を聞きたいと思っていた。

 そのことを友は知っていたので、連絡をくれたと思う。

 映画を見る人が少なくなっているのに、又、ドキュメンタリー映画で大きな映画会社が配給する商業性の映画ではない。
 それにもかかわらず、多くの人が見たいと劇場に問い合わせの電話が殺到し、劇場側は混雑を避ける為に整理券を出して、観客の整理をせざるを得なくなったようである。

 東京では、この「ポレポレ東中野」の一劇場での上映ということも混雑に拍車がかかったのかもしれない。

 上映の期間は、延長されて4月13日までという。

 チケット販売業者の「ぴあ」も、面白い調査をしている。
 一週間単位で、その週間に東京で封切りされた映画の満足度を初日調査して発表している。
 映画を見終わった人への出口での調査という。

 その満足度トップに、「ほかいびと〜伊那の井月〜」が選ばれたという。
 本当かいなと思い、「ぴあ」のホームページを見たら、事実であった。
 「ぴあ初日満足度ランキング」という記事である。

 「本ランキングは、2012年3月24日(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの」

というコメントがついて、下記の映画がランキング紹介されている。

      順位       映画名                          満足度
   1位    ほかいびと〜伊那の井月〜         90.7
      2位        僕達急行A列車で行こう           89.3
      3位        マリリン 7日間の恋               87.4
      以下省略

 「僕達急行A列車で行こう」は、森田芳光監督の遺作で、松山ケンイチと瑛太主演の商業映画である。
 松山ケンイチは、今年のNHK大河ドラマ『平清盛』の主人公平清盛を演じ、毎週テレビに映し出されている俳優である。
 その松山ケンイチの主演映画を押さえて「ほかいびと〜伊那の井月〜」がトップである。

 私が鑑定コラムで数回の記事を書いている映画である。
 時間を作って観られることを勧める。


  鑑定コラム635)
「「ほかいびと」という記録映画撮影中」

  鑑定コラム648)「吉田東洋暗殺−NHK大河ドラマ『龍馬伝』」

  鑑定コラム828)「映画「ほかいびと伊那の井月」の封切」

  鑑定コラム833)「万葉集に遡るほかいびと」


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