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990)DI値グラフは北海道の不景気をよく示す

 前の鑑定コラムで、札幌のGDPの金額推移等によって、札幌の経済は不景気であるということを説明した。

 日本銀行札幌支店が、調査・発表している北海道の全産業の企業短期経済観測値調査の数値(以下「北海道DI値」と呼ぶ)と、その数値をグラフ化したグラフを見れば、北海道の景気の推移がはっきりと分かる。

 札幌は、北海道の人口の1/3以上を占める大都市で、北海道の中心都市である。
 そうした都市であるから、北海道の景気状況に強く影響を受けている。
 北海道の景気=札幌の景気と判断しても良いであろう。

 下記に、昭和50年(1975年)からの四半期ごとの北海道DI値を記す。DI値グラフはコラム最後に張り付ける。


四半期 全産業DI値
昭和50年2月 -36
昭和50年5月 -42
昭和50年8月 -35
昭和50年11月 -27
昭和51年2月 -25
昭和51年5月 -15
昭和51年8月 -3
昭和51年11月 -6
昭和52年2月 -13
昭和52年5月 -18
昭和52年8月 -21
昭和52年11月 -18
昭和53年2月 -19
昭和53年5月 -6
昭和53年8月 -1
昭和53年11月 7
昭和54年2月 0
昭和54年5月 12
昭和54年8月 9
昭和54年11月 12
昭和55年2月 5
昭和55年5月 6
昭和55年8月 -12
昭和55年11月 -20
昭和56年2月 -26
昭和56年5月 -32
昭和56年8月 -32
昭和56年11月 -29
昭和57年2月 -35
昭和57年5月 -26
昭和57年8月 -22
昭和57年11月 -18
昭和58年2月 -22
昭和58年5月 -25
昭和58年8月 -24
昭和58年11月 -19
昭和59年2月 -25
昭和59年5月 -17
昭和59年8月 -15
昭和59年11月 -9
昭和60年2月 -13
昭和60年5月 -16
昭和60年8月 -7
昭和60年11月 -7
昭和61年2月 -11
昭和61年5月 -10
昭和61年8月 -11
昭和61年11月 -9
昭和62年2月 -7
昭和62年5月 -4
昭和62年8月 6
昭和62年11月 16
昭和63年2月 24
昭和63年5月 32
昭和63年8月 35
昭和63年11月 33
平成1年2月 30
平成1年5月 34
平成1年8月 34
平成1年11月 32
平成2年2月 30
平成2年5月 31
平成2年8月 34
平成2年11月 28
平成3年2月 23
平成3年5月 23
平成3年8月 19
平成3年11月 13
平成4年2月 2
平成4年5月 -7
平成4年8月 -12
平成4年11月 -18
平成5年2月 -26
平成5年5月 -21
平成5年8月 -17
平成5年11月 -20
平成6年2月 -20
平成6年5月 -12
平成6年8月 -12
平成6年11月 -6
平成7年2月 -12
平成7年5月 -15
平成7年8月 -19
平成7年11月 -12
平成8年2月 -12
平成8年5月 -8
平成8年8月 -7
平成8年11月 -5
平成9年3月 -13
平成9年6月 -14
平成9年9月 -21
平成9年12月 -27
平成10年3月 -38
平成10年6月 -38
平成10年9月 -38
平成10年12月 -34
平成11年3月 -25
平成11年6月 -19
平成11年9月 -16
平成11年12月 -17
平成12年3月 -22
平成12年6月 -26
平成12年9月 -28
平成12年12月 -28
平成13年3月 -31
平成13年6月 -27
平成13年9月 -29
平成13年12月 -34
平成14年3月 -36
平成14年6月 -28
平成14年9月 -30
平成14年12月 -24
平成15年3月 -28
平成15年6月 -30
平成15年9月 -26
平成15年12月 -24
平成16年3月 -20
平成16年6月 -18
平成16年9月 -16
平成16年12月 -15
平成17年3月 -22
平成17年6月 -17
平成17年9月 -15
平成17年12月 -12
平成18年3月 -16
平成18年6月 -13
平成18年9月 -9
平成18年12月 -7
平成19年3月 -13
平成19年6月 -6
平成19年9月 -12
平成19年12月 -16
平成20年3月 -21
平成20年6月 -21
平成20年9月 -27
平成20年12月 -28
平成21年3月 -36
平成21年6月 -35
平成21年9月 -28
平成21年12月 -26
平成22年3月 -22
平成22年6月 -18
平成22年9月 -15
平成22年12月 -18
平成23年3月 -18
平成23年6月 -24
平成23年9月 -16
平成23年12月 -13
平成24年3月 -13
平成24年6月 -6
平成24年9月 -3


 北海道DI値の昭和50年(1975年)2月〜平成24年(2012年)9月までの37年間で、DI値がプラスを示す期間は、下記の2回しかない。

     @ 昭和54年5月〜昭和55年5月までの1年間
     A 昭和62年8月〜平成4年2月までの約4年半

 @の好景気は、どういう名前の好景気であるのか私は知らない。
 Aの好景気は、平成バブルである。

 上記2時期以外は、DI値は全てマイナスである。

 DI値がマイナスということは、景気が悪いと実感している企業の方が、良いと思っている企業よりも多いということである。

 そのことは、つまり北海道の景気は悪いということである。
 連動して札幌の景気も悪いということになろう。

 上記数値の羅列では良く分からないと思われるかもしれないから、グラフ化してみる。

 グラフを見れば、北海道の景気状況をはっきりと把握出来るであろう。
  

北海道DI値


  鑑定コラム991)「札幌商業地の地価は昭和58年の水準に」

  鑑定コラム989)「札幌の来訪宿泊者は692万人(平成24年6月直近1年間 5.3%上昇) 」

  鑑定コラム988)「札幌の景気は良くない」

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  鑑定コラム983)「京都の景気は良いのか、悪いのか」

  鑑定コラム1146)「滝川市農業再生として藻類バイオに目を向ける」


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