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国土交通省関係の研究機関の一つである一般財団法人土地総合研究所(以下「土地総研」と云う) が、平成26年1月1日時の不動産業業況調査結果を発表した。(平成26年2月20日)
不動産業DI値である。
平成26年1月1日時の不動産流通業(住宅地)のDI値は
+9.1
である。
平成25年10月1日時は、+2.4であった。
プラス値は少し上がった。
不動産流通業(住宅地)のDI値を構成する部門の中の取引価格のDI値を見ると、下記である。
26年1月1日 25年10月1日
中古マンションの取引価格 +14.4 +17.9
戸建住宅取引価格 +12.9 + 9.2
住宅土地取引価格 +21.9 +18.0
この価格DI値では中古マンションの取引価格は少し下落しているが、戸建住宅、住宅土地の取引価格の価格は値上りしていると推定出来る。
どれ程値上りしているかは、価格DI値では分からない。
野村不動産アーバンネット(株)の平成26年1月1日時点の調査では、東京23区の住宅地の変動率は、直近3ヶ月で+1.4%、年間では+4.1%(鑑定コラム1157)の上昇である。
住宅地の土地価格は緩やかに上昇しているようである。
土地総研の平成24年1月からの不動産流通業(住宅地)のDI値調査結果を下記に記す。
平成24年 1月 −26.1
平成24年 4月 −14.2
平成24年 7月 −20.1
平成24年10月 −20.8
平成25年 1月 −5.3
平成25年 4月 +16.4
平成25年 7月 +12.5
平成25年10月 +2.4
平成26年 1月 +9.1
鑑定コラム1126)「東京住宅地価DI値は+15.5(25年10月 野村不アーバン)」
鑑定コラム1115)「地価は値上りしている 土地総研DI値25年7月」
鑑定コラム1054)「商業地価は値上り始めた(2013年1月)」
鑑定コラム1141)「リートバブルだ」
鑑定コラム1142)「住宅地の地価の上昇は鈍化か」
鑑定コラム1157)「東京23区住宅地価がジリジリ上がり始めた」
鑑定コラム1207)「3ヶ月後不動産業DI値は−3.7の予測が出た」
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