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1903)レオパレスの受注高が激減している

 家具・家電付き、敷金不要、仲介手数料不要の謳い文句で、賃貸アパートのサブリース事業を大きく伸ばしてきたレオパレスが、 2019年04月05日に、「月次データ(2019年3月)速報値」をホームページに発表した。

 その速報値を見て、私は驚きを通り過ぎて唖然としてしまった。

 それは、2019年2月と3月の月間受注高の激しい減少である。

 その激減状況は、対前年同月比で云えば、

         2019年2月 ▲60.8%減
         2019年3月 ▲71.1%減

である。

 下記に、月間受注高の状況の一覧表を記す。金額の単位は百万円である。


  2018年3月期a 2019年3月期b b/a
4月 6590 6067 0.921
5月 5532 4355 0.787
6月 6073 4438 0.731
7月 6506 5794 0.891
8月 5194 5599 1.078
9月 5847 5314 0.909
10月 6172 6044 0.979
11月 5504 5816 1.057
12月 4894 5816 1.188
1月 5540 5592 1.009
2月 5497 2157 0.392
3月 8124 2349 0.289


 2017年3月期末、2018年3月期末、2019年3月期末の契約管理戸数、空室戸数は、下記である。

         期末             契約管理戸数            空室戸数

2017年3月期 521,747 47,441 2018年3月期 534,847 35,825 2019年3月期 487,718 90,080

 2019年3月期末の対前年同期比を見ると、

            契約管理戸数    ▲50,129戸
            空室戸数            +54,255戸

である。

 空室戸数率を、

               空室戸数
            ────────   =空室戸数率                         
               契約管理戸数

として求めると、下記である。

 2017年3月期末は、

              44,441
             ────    = 0.085                                   
             521,747

8.5%である。

 2018年3月期末は、

              35,825
             ────    = 0.067                                   
              534,847

6.7%である。

 2019年3月期末は、

              99,080
             ────    = 0.186                                   
             484,718

18.6%である。

 空率戸数率をまとめると、

            2017年3月期末    8.5%
            2018年3月期末    6.7%
            2019年3月期末    18.6%

である。18.6%という空室戸数率は、異常さの水準を通り越している。

 2018年5月29日のテレビ東京の『ガイヤの夜明け』の番組で、レオパレスの施工したアパートの屋根裏に界壁が無いことが暴露された。いわゆる建築基準法違反と強引なサブリース営業というレオパレス問題が表面化した。そして、2019年2月5日に再びテレビ東京が取り上げて、レオパレスアパートの全棟調査、補修工事が全く進んでいない報道を行った。その影響が如何に大きいものか、具体的に数値ではっきりと示された。


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