2068)新型コロナウイルス感染者・4週間後 2020年4月2日2425人
2020年3月5日に発表した鑑定コラム2051)「新型コロナウイルス感染者・各県 2020年3月5日306人」において、新型コロナウイルスの各県の感染状況について、2020年3月5日現在の感染者数306人(クルーズ船・チャター機の感染者は除く)と記した。
そして、そのコラム記事の中で「2週間後、3週間後に振り返れば、感染者数の増加変動が分かろうと思う」と記した。
3月5日から2週間経った3月19日時点の新型コロナウイルスの感染者数は892人であった。
このことについては、鑑定コラム2060)で記した。
3月5日から3週間経った3月26日時点の新型コロナウイルスの感染者数は1266人であった。
このことについては、鑑定コラム2063)で記した。
3月5日から4週間経った4月2日時点の新型コロナウイルスの感染者数はどれ程であろうか。
NHK発表の4月2日10時半現在の感染者数は、2425人である。1週間で1159人の増加である。ほぼ倍増である。
3月24日夜に、東京オリンピック延期が決まった。その時の東京の感染者数は、同じNHKの調べでは154人であった。3月26日に212人、4月2日は521人と東京の感染者数の増加が激しい。
東京オリンピック開催のために感染者の検査をやらずに絞り込み、感染者数を意図的に押さえ込んでいたのでは無いのかという批判が巷で流れている。
海外からも東京の感染者数の数値が低すぎる。おかしいという事が、外国プレス、メデイアが批判している。
検査数が少ないのは確かである。医師が保健所に新型コロナウイルスの検査してくれと頼んでも、保健所はその案件は、検査の条件に該当しないから、現在ではコロナウイルスの検査は出来ないと検査を拒否しているという証言が、テレビ画像で流れている。
検査の条件のハードルを高くしておいて、その条件に該当しないから、コロナウイルスの検査をしないという小賢しい方法を考え出して検査拒否をしていた。
検査の条件とは、以下のごとくのものであった。
「37度5分以上の発熱が4日間以上続き、強いだるさや息苦しさがあり、発症前14日以内に新型コロナウイルス感染症の流行が確認されている中国武漢市若しくは湖北省に渡航又は居住していたもの或いはその人と濃厚接触歴があるもの」
である。
上記条件に該当する人は先ずいない。
発熱しても37度0分では駄目。4日間続いていないと駄目。そして中国武漢・湖北省に渡航していたのかという条件で殆どの人が不適となる。
「検査していないのではありません。検査はちゃんと法律に則って行っています。無条件に検査する事は出来ません。それでは医療行政が崩壊してしまいます。」
と行政側のずる賢く巧みな責任転嫁の不作為の作為行為を正当化する口上に、上記検査条件は利用されている。
その間に新型コロナウイルスにかかっていても8割の人は治ってしまう事から、その人々が、罹患しているにも係わらず、街を動き回っていて、新型コロナウイルスをまき散らし、感染者を増やしてしまった。
病状がはっきり出てから、やっと検査し、新型コロナウイルスに罹患しているとして病院に入院する。
これでは感染は止まらない。増えるばかりである。
ワクチンの早期開発を望む。
4週間後の4月2日の新型コロナウイルスの感染者数の多い都道府県を記す。NHK調べの感染者数である。クルーズ船・チャター機の感染者は除く。
感染者数 都道府県名
587人 東京 前日比+66人 278 大阪 前日比+34人 185 千葉 前日比+14人 183 愛知 前日比+5人 182 北海道 前日比+6人