○鑑定コラム


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973)一人当り米消費量57.8kg(平成23年度)

 農林水産省の発表によれば、平成23年度の国民一人当りの米消費量は、年間で57.8kgである。

 平成22年度は、60kgを切って、59.5kgであった。

 翌年には60kgにすぐ回復すると思っていたが回復せず、平成23年度は前年度の消費量を下回り、57.8kgになってしまった。

 江戸・明治の昔は、一人の食い扶持は、俵3俵の180kgの消費量と云われていたのに、現在はその1/3以下である。

 日本人は随分とお米を食べなくなったものだ。

 前掲同省(以下同じ)の調べによると、稲の作付け面積も157.4万haと少ない。

 平成22年度は162.5万haであった。
 1年間で5.1万haも減ってしまった。

 昭和57年度には、223万haの作付け面積であった。

       157.4
           ────  =0.7                                          
              223.0

 30年間で30%もの作付け面積減である。
 これは逆にいえば、それだけの規模の休耕田の発生である。

 休耕田政策の終着駅の作付け面積は、どれほどなのか。
 100万haなのか。

 10a当りの米収穫量は、同省の発表によれば、

    昭和57年度      458kg
        平成23年度      533kg
    平成24年10月15日現在 540kg(速報見込み)

である。

 反(10a)当りの収穫量は、大幅に増えている。
 反当り8俵が標準収穫量と思っていたが、今では、

       540 
          ─────  = 9                                         
              60

9俵である。

 良田及び優良田であれば、10俵もしくはそれ以上獲れるということか。


  鑑定コラム815)
「お米の消費量、年間一人当り59.5kg」

  鑑定コラム826)「23年産米の価格は去年より10%以上高い」

  鑑定コラム961)「平成24産米は6〜8%高か」

  鑑定コラム882)「北海道15.1%、新潟7.9%、滋賀4.1%、熊本4.4%(田の利回り)」

  鑑定コラム974)「平成24年産米は3〜20%アップ」

  鑑定コラム1109)「お米の消費量が減っている」

  鑑定コラム1407)「一人当りお米の消費量55.2kg(平成26年度概算)」

  鑑定コラム1547)「一人当りお米の消費量54.6kg(平成27年度概算)」


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