○鑑定コラム
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京都の不動産鑑定評価に使用するために、ショッピングセンターの店舗家賃のデータを集めた。
その一部を、賃料評価の参考になるであろうと思い記す。
社団法人日本ショッピングセンター協会が、同協会会員の提供データを集計して発表している。
それによれば、平成22年の京都府のショッピングセンターの物販の賃料は、
坪当り 29,157円
である。
(注)鑑定コラム946)「ショッピングセンターのテナント賃料は坪当り16400円」の記載の賃料は、物販・飲食・サービス店舗を含む「総合」の賃料である。
上記坪当り坪当り29,157円の賃料は、ショッピングセンターの中に出店している物販店舗の家賃である。
京都市内のほか、府下の市町にあるショッピングセンターの物販店舗の平均の賃料である。
過去の賃料は、下記である。単位坪当り円。
平成12年 27,144円
平成13年 24,423円
平成14年 17,363円
平成15年 20,754円
平成16年 16,588円
平成17年 26,965円
平成18年 25,367円
平成19年 23,971円
平成20年 28,356円
平成21年 29,458円
平成22年 29,157円
京都の店舗賃料は安く無い。甚だ高い。
平成16年の賃料が突然かなり安くなっている。
何故この様に安い賃料になったのか、不思議である。
平成15年の賃料が高すぎると判断すべきか。
平成バブルの後遺症かバブルで付けられた高い家賃が、平成バブル崩壊で下落し、平成15年、16年に底となり、その底値固めの一つの現象と捉えることも出来る。
賃料には上げ下げの振幅があるが、これがショッピングセンターの生データの賃料である。
このデータは、継続賃料のスライド法の尺度として、利用出来るであろう。
消費者物価指数とか、GDPとかの指数の尺度によるスライド法賃料よりも、賃料のデータによるスライド法賃料の方が、求められた賃料としては信頼性は高いと私は思う。
鑑定コラム946)「ショッピングセンターのテナント賃料は坪当り16400円」
鑑定コラム811)「シヨッピングセンターの出店舗の家賃は売上高の10%」
鑑定コラム694)「ショッピングセンターの年間賃料に対する必要諸経費の割合」
鑑定コラム18)「店舗売上高と家賃割合」
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鑑定コラム986)「京都の住宅家賃 区部は横ばい、府下は上昇(24年10月)」
鑑定コラム1317)「店舗の賃料が年4%と値上り始めた」
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