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985)2012年1〜6月東京・大阪のホテル客室稼働率

 日本経済新聞社が、東京・大阪の主要ホテル客室稼働率を調査し、日本経済新聞、日本経済産業新聞に掲載発表している。

 その2012年(平成24年)1月〜6月の東京・大阪の主要ホテル客室稼働率を調べると、下記の通りである。


  東京 前年同月比ポイント 大阪 前年同月比ポイント
2012年1月 68.5% ▲2.2 74.4% 5.2
2012年2月 77.3% ▲5.3 78.2% 5.4
2012年3月 82.7% 32.9 84.5% 9.1
2012年4月 82.3% 41.8 88.9% 15.8
2012年5月 78.2% 21.1 81.3% 7.8
2012年6月 78.6% 11.0 78.7% 2.4


 東京の2012年3月、4月、5月の対前年同月比ポイントの増加が甚だ著しい。

 2011年(平成23年)3月11日発生の東日本大震災によって、2011年の3月・4月・5月の東京のホテル稼働率が激減した。

 1年後、東京のホテルには宿泊客が戻ってきた。
 客室稼働率が大幅にアップした。

 そのことによる対前年同月比ポイントの大幅増加である。

 東京のホテル業界は、東日本大震災の影響を脱却したといえる。

 もう一つ、上記データを見て気付くことがある。
 大阪の客室稼働率は高い。

 東京の客室稼働率と比較すると、1〜6月全ての月で大阪の稼働率は東京より高い。

 これはどういう現象か。
 その原因は何なのか。


  鑑定コラム864)
「2011年の東京の主要ホテルの客室稼働率」

  鑑定コラム865)「2011年の大阪の主要ホテルの客室稼働率」

  鑑定コラム740)「2010年の東京・大阪の主要ホテルの客室稼働率」

  鑑定コラム778)「平成23年のホテル業界は震災により厳しい経営環境に」

  鑑定コラム908)「平成24年ホテル業界は既存ホテルのリニューアルで競争が激化する」

  鑑定コラム982)「平成21年、22年、23年の3ヶ年の京都ホテル客室稼働率の平均は78.0%」

  鑑定コラム1051)「観光庁と日経主要ホテル客室稼働率の関係」

  鑑定コラム1113)「2013年1〜6月東京・大阪の主要ホテル客室稼働率」


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