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平成27年産米が、スーパーマーケットの店頭に並び始めた。
日本コメ市場株式会社が、平成27年10月9日に、平成27年10月1日に取引された平成27年産米の卸業者の取引価格を公表した。下記である。
取引価格の条件は、関東到着基準、1等、包装代込、税抜き、60kg当り円である。
26銘柄平均 12,378円
取引された各銘柄の価格は、下記である。
27年産米北海道 ななつぼし 12,406円
27年産米秋田 あきたこまち 11,732円
27年産米新潟一般 コシヒカリ 14,971円
27年産米茨城 コシヒカリ 11,766円
27年産米千葉 ふさおとめ 10,851円
1年前の平成26年10月2日に、同社が発表した平成26年9月18日に取引された平成26年産米の取引価格について記事を書いた。そこに記した価格は、下記である。(鑑定コラム1258「平成26年産米価格10%下落か」)
26年産米秋田 あきたこまち 11,283円
26年産米新潟一般 コシヒカリ 14,578円
26年産米茨城 コシヒカリ 9,309円
26年産米千葉 ふさおとめ 8,914円
去年の価格と比較すると、あきたこまちの価格の対前年比は、
11,732円
───── = 1.040
11,283円
4.0%アップである。
新潟一般コシヒカリの価格の対前年比は、
14,971円
───── = 1.027
14,578円
2.7%のアップである。
茨城コシヒカリの価格の対前年比は、
11,766円
───── = 1.264
9,309円
26.4%のアップである。
千葉ふさおとめの価格の対前年比は、
10,851円
───── = 1.217
8,914円
21.7%のアップである。
4銘柄の平均は、
4.0%+2.7%+26.4%+21.7%
─────────────── = 13.7%
4
平均で13.7%のアップである。
一方、26銘柄の平均の価格は、12,378円である。
1年前は、20銘柄で、平均10,893円であった。
12,378円
──────── = 1.136
10,893円
2つの平均13.7%、13.6%から、平成27年産米の価格は、去年より13%程度値上がりしそうである。
鑑定コラム821)で、お米の卸価格と小売価格の分析をしている。その分析結果によれば、「卸価格の1.55倍が小売価格」である。
茨城産コシヒカリの10kgの小売価格は、
11,766円×1.55÷6≒3,040円
となる。但し消費税は別である。
さて、スーパーマーケットの店頭小売価格はどうであろうか。
卸価格がかなり上がっているから、小売価格も今年は上がるであろう。
鑑定コラム1258) 「平成26年産米価格10%下落か」
鑑定コラム1129) 「25年産米価格大幅下落」
鑑定コラム961) 「平成24産米は6〜8%高か」
鑑定コラム974) 「平成24年産米は3〜20%アップ」
鑑定コラム1109) 「お米の消費量が減っている」
鑑定コラム821) 「平成22年新潟魚沼産コシヒカリは60kg当り21,703円」
鑑定コラム1439) 「今(2016年1月)の米の価格はいくらなのか」
鑑定コラム1545) 「2016年産米は高くなりそうだ」
鑑定コラム1823)「2018年産米価格は上げ止まりで、前年比より少し安い」
鑑定コラム1972)「2019年産米価格は前年比3.7%高」
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