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1473)宇土市庁舎が半壊  熊本地震

 2016年4月14日午後9時26分頃に熊本県益城町を震源とするマグニチュード6.5の「平成28年熊本地震」が発生したが、2日後の2016年4月16日午前1時25分頃、マグニチュード7.3の地震が、深度12kmで再び発生した。

 気象庁は、4月14日の地震は「前震」で、16日の地震が「本震」と発表した。

 本震の震源地については、調査中と云っているが、布田川(ふたがわ)断層帯と日奈久(ひなく)断層帯の交差する辺りと発表している。

 布田川断層帯は、阿蘇外輪山の西側斜面から南西方向に宇土(うと)半島の先端に至る断層帯であり、日奈久断層帯は、北端がその布田川断層帯に接し、南下して八代海の南部に至る断層帯であるという。

 上記両断層帯の関係をカタカナ文字で説明すると、カタカナの「イ」の文字に似ている。

 「イ」の字の上のノの部分が、布田川断層帯である。イの字の下の縦棒の部分が、日奈久断層帯である。

 ノと縦棒が接するところが、益城町木山付近であるということから、震源地は益城町木山の地下深度12kmと推定される。これは私の推定である。

 いずれ気象庁から正式な震源地が発表されるであろう。

 震度6強の地震という。

 震度6強を記録した地域は、熊本市、宇城市、菊池市、嘉島町、南阿蘇村、産山村と云う。

 この本震で、宇土市庁舎が半壊した。その状態の映像を、テレビは流す。

 宇土市は、だいぶ以前に不動産鑑定評価で訪れた。

 市役所へは、用途地域、道路、水道、下水道の状況、埋蔵文化財の有無等を調べるために訪れた。

 その庁舎の鉄筋コンクリートの柱が破壊し、建物が半壊している映像である。

 阪神・淡路大震災の時、鉄筋コンクリート造8階建の神戸市庁舎の6階部分の柱が、破壊され、上階の重みで、6階部分は押しつぶされてしまった。同震災後、間もない頃に、不動産鑑定で神戸に行き、庁舎を訪れて、庁舎の損壊状況を目にした。

 テレビで見る宇土市庁舎の半壊状況は、阪神・淡路大震災の時の神戸市庁舎の破壊よりもひどい。

 見るに忍びない。

 本震でも、再び死者が出た。

 新たに無くなった人の冥福を祈る。


  鑑定コラム366)
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  鑑定コラム1477)「熊本地震の住家被害 5659棟」

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  鑑定コラム1486)「熊本地震でマンション1棟が大破したようだ」

  鑑定コラム1529) 「南小国 別府の旅館ホテルは相当痛めつけられているようだ」


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