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日本銀行が2019年5月21日に、2019年第1四半期(2019年1月〜3月)の銀行の貸出先別貸出額を発表した。
国内銀行の不動産業への貸出額は、3兆3410億円である。
1年前の2018年第1四半期(2018年1月〜3月)の貸出額は、3兆4655億円(発表時、以下同じ)であった。
貸出額は、▲1245億円の減である。率にすると▲3.6%減である。
2019年3月直近1年間の貸出額は、
2018年06月 2兆3131億円
2018年09月 2兆8758億円
2018年12月 2兆3890億円
2019年03月 3兆3410億円
計 10兆9189億円
10兆9189億円である。金額は何れも発表時の金額である(後日どうした訳か知らないが変更しているのがある)。
2018年3月直近1年間の貸出額は、11兆3894億円であった。▲4705億円の減である。率にすると▲4.1%の減である。
2017年3月直近1年間の貸出額は、12兆3580億円であった。この時が貸出額のピークである。
2019年3月は、ピークより1兆4391億円減額している。率にすると▲11.6%減である。
ピークより11.6%も不動産業への貸出額が少なくなれば、土地価格は大きく影響を受けるであろう。
都心高度商業地の土地価格は、とっくにピークを過ぎていると判断出来るのだが、発表都心高度商業地の地価公示価格はまだ上がっているようである。時間差というものがあるから、この現象は仕方無かろう。
鑑定コラム1782)「不動産業への貸出減は続く」
鑑定コラム1743)「平成29年の不動産業年間貸出額は11.7兆円」
鑑定コラム1880)「2018年不動産業への貸出額 対前年比▲5.7%減の11.04兆円」
鑑定コラム1964)「不動産業への国内銀行年間貸出額10.7兆円 対前年比▲5.0%減」
鑑定コラム2002)「不動産業貸出 対前年同期比4.0%増」
鑑定コラム2059)「国内銀行の2019年不動産業貸出額 11.07兆円」
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