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2622) 2023年6月大阪ビジネスホテル料金前月比−2% 11,480円

 武漢発の新型コロナウイルスは、2020年2月に日本に上陸した。2020年2月の大阪駅周辺のビジネスホテル料金は、7,212円であった。

 それから3年4ヶ月経った。

 日本に上陸した武漢発の新型コロナウイルスは、ビジネスホテル業界を苦境に落とし込み、大変な経済的影響を及ぼした。

 大阪駅周辺のビジネスホテル料金は、2023年3月が12,735円、4月が12,986円で新高値更新である。

 一年前の2022年4月の6,826円の料金と比べれば、様変わりになっている。料金は倍近くになっている。

 ビジネスホテルのこの料金の変動を知れば、日本経済はほぼ元に戻り、景気は回復したといえるのでは無かろうか。

 ビジネスホテル料金は、目に見える数値として、手軽な景気動向の判断の1つになるでは無かろうかと私には思える。


 2023年6月2日に、2023年6月22日(木)の大阪駅駅周辺のビジネスホテル宿泊料金を調べた。

 条件は、ビジネスホテル、朝食付 シングル、禁煙部屋とする。

 ホテル宿泊料金は、私がいつも使っているホテル予約ネットの「じゃらんnet」(リクルート)に発表されている宿泊料金とする。

 大阪駅周辺の2023年6月22日のビジネスホテルの料金、前月比、料金DI値は、下記のとおりである。

                 宿泊費       前月比      料金DI値
   大阪     11,480円     -2%     +18
 大阪駅周辺のビジネスホテル料金は、平成30年(2018年)7月は、10,341円であった。新型コロナウイルス感染が全くない時期のホテル料金である。

 2022年1月は6,576円、2月は5,993円と落ち込むが、3月は6,513円、4月は6,826円、5月は6,810円となる。6月は7,335円になる。

 そして7月は、8,257円になり、アパホテル大阪梅田の料金は前月比58.9%になったと、鑑定コラム記事の見出しにした。

 8月は、ニッパチの8月を体現するごとく6,745円とダウンする。「アパホテル大阪梅田料金 前月比▲40%ダウン」の見出しの鑑定コラムを書く。

 2022年9月は、ニッパチの8月の下落の反動で14%アップして、7,701円となった。新型コロナウイルスが日本に上陸した2020年2月の料金を超えた。

 2022年10月は、9月よりも15%アップして、8,857円になった。新型コロナウイルスが上陸して感染が広がり始めた2020年2月のビジネスホテルの料金を完全に乗り越え、それ以前の料金になろうとしている。

 そして11月は9千円台を飛び超えて、一気に1万円台となる。10,790円である。

 コロナ以前の料金の私が調べた料金は、上記で述べた平成30年7月の10,341円が最高であったことから、11月はその金額を超えて、最高の金額である。

 12月は、前月の料金から大幅に下落せず、ほぼ横ばいの 10,697円である。
 2023年1月に入り、新型コロナウイルス感染者も日に日に少なくなり、宿泊料は11,489円となり、過去最高の料金となった。

 2月は9,837円と1月比▲14%ダウンした。ニッパチの売上高減である。

 ニッパチの売上高減の諺が適用されるごとくなったと云うことは、大阪のビジネス業界は正常な業務状態になったという証拠である。

 3月はニッパチの2月売上高減から一気に+29%アップして、最高料金の12,735円になった。

 日本政府は、これまで屋外では原則着用としてきたマスクについて、2023年3月13日からマスクの着用は個人判断にまかすという政策とした。

 加えて、2023年3月、新型コロナウイルス感染の影響も少なくったことから、政府は海外からの訪日観光客の訪日制限を緩くした。

 海外からの訪日観光客の姿を東京でも多く見るようになってきた。

 4月は3月の料金の+2%となり、最高料金更新の12,986円である。

 5月は、4月が過去最高の料金になった事から、その反動として-9%の11,779円となった。

 2023年5月8日より新型コロナウイルス感染は、今迄感染症2類に分類されていたが、5類に分類されることになった。

 その分類の影響が、ビジネスホテルの料金にどの様に影響しているか分からない。全く影響を与えていないかも知れない。

 6月は前月比−2%の11,480円である。東京は何あっのか分からないが前月比−22%である。大阪は東京の下落比1割の▲2%である。

 DI値は、2022年8月は▲76であったが、9月は+62となる。10月は+74である。11月は+74である。12月は▲33である。

 2023年に入って、1月は+6である。2月は▲40である。3月は横ばいが1ホテルで他のホテルは全て値上がりで+93である。

 4月は一転料金下落のホテルが多くなり▲40である。5月は▲6である。 6月は3ヶ月振りにプラスの+18となった。
      値上げ    10ホテル
            据置      0ホテル
      値下げ     7ホテル
である。

 大阪駅周辺の2020年2月〜2023年6月迄のビジネスホテルの料金の推移をグラフにしたのが、下記のグラフである。




2020年2月〜2023年6月大阪ホテル料金



 下記に、2023年6月22日の大阪駅周辺のビジネスホテル料金分析一覧表を記す。


番号 ホテル名 令和5年5月23日a 令和5年6月22日b 変動率 b/a-1
1 大阪東急REIホテル 11130 10690 -0.040
2 ホテルブラザオーサカ 8650 8750 0.012
3 くれたけイン大阪堺筋本町 8850 7100 -0.198
4 アパヴィラホテル淀屋橋 9300 10400 0.118
5 ホテルユニゾ大阪梅田 12323 13123 0.065
6 ユニゾイン大阪北浜 8618 8718 0.012
7 新阪急ホテルアネックス 11660 13200 0.132
8 大阪グランベルホテル 8780 9870 0.124
9 ホテルモントレ大阪 14500 17500 0.207
10 リーガロイヤルホテル 17800 18300 0.028
11 ヴィアイン梅田 12270 11780 -0.040
12 エスペリアイン大阪本町 12100 11600 -0.041
13 ホテル法華クラブ大阪 11500 10800 -0.061
14 アインズイン梅田東 8200 7750 -0.055
15 ホテル京阪淀屋橋 13680 15960 0.167
16 ホテル阪神大阪 13640 15730 0.153
17 アパホテル大阪梅田 9435 8769 -0.071
18 ハートンホテル西梅田   9600  
19 ホテルルートイン大阪梅田   8769  
20 相鉄フレッサイン淀屋橋   11200  
  平均   11480  
  標準偏差   3228  
  変動係数   0.281  



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