(仮称)丸ノ内ビルヂングは、現在「丸の内ビルディング」と呼ばれているビルである。
そのビルの新築工事費は、
65,000,000,000円
────────── ≒ 406,000円
160,000㎡
㎡当り406,000円である。
坪当り建築費に換算すると、
406,000円×3.30578 ≒ 1,340,000円
である。
丸の内ビルディングの北側にある御幸通りを挟んで、新丸の内ビルディングが2007年(平成19年)4月に竣工した。
新丸の内ビルディングの概要は、下記のとおりである。
敷地面積 10,021.31㎡
延床面積 195,489.67㎡
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造
階数・高さ 地上38階地下4階・高さ197.6m
総事業費 約900億円
新丸の内ビルディングの㎡当り建築費は、
90,000,000,000円
───────── ≒ 460,000円
195,489.67㎡
である。
坪当り建築費に換算すると、
460,000円×3.30578 ≒ 1,520,000円
である。
丸の内ビルディング ㎡当り406,000円(平成14年)
新丸の内ビルディング ㎡当り460,000円(平成19年)
の建築費である。
両ビルに建築費の差があるが、これは施工時期の違いによる鋼材費の値上りによるものと思われる。
平成14年~平成19年の間の鋼材の激しい値上りがあった事を考えれば、上記建築費の違いは充分説明がつく。
超高層事務所ビルの実際の建築費はいくらぐらいであるのか。
その具体数字を知ることは困難な場合が多い。
本件はその一つの建築事例になるであろう。
建築費の中には、土地価格が含まれていないことは勿論である。
****追記 平成27年9月13日
丸ビルは、平成14年(2002年)8月に竣工している。
鉄骨造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上37階建地下4階、延床面積159,838.66㎡である。
鑑定コラム823)「ある超高層事務所ビルの建築費」で、丸ビルの事業費を650億円と記した。
2012年3月期の三菱地所の決算の附属資料であるファクトブックを見ていたところ、丸ビルの事業費は581億円と記してあった。鑑定コラム823)の650億円とは異なる数値である。650億円は総事業費と解釈し、丸ビルの建物建築費は581億円と判断する。
㎡当り建築工事費は、
58,100,000,000円
────────── = 363,492円≒363,000円
159,838.66㎡
㎡当り363,000円である。
鑑定コラム431)