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2821) 2024年の倒産件数9901件 不動産業の倒産件数284件 帝国データバンク発表


1.2024年の企業倒産

 帝国データバンクが、2024年の倒産件数である『全国企業倒産集計 2024年報』を、2025年1月14日に発表した。

 それよると、2024年の全国企業倒産件数は9901件、倒産の負債総額は2兆2197億円と発表した。

 過去の倒産件数は、下記である。

      2020年  7809件
      2021年  6015件
      2022年  6376件
      2023年  8499件
      2024年  9901件

 2021年より鰻のぼりのごとく倒産件数は増えている。比にすると64.6%アップである。

 帝国データバンクの云う「企業倒産」とは、負債1000万円以上の法人整理による倒産をいう。

 2024年最大の倒産企業と負債総額は、旧三菱航空機で、負債総額6413億円である。

 以下3位まで記すと、下記である。

        2位 旧ビックモータ   831億円
        3位 船井電機      469億円

2.不動産業の倒産

 不動産業の2024年の倒産件数は284件であった。前年は287件である。

 過去の不動産業の倒産件数は、下記である。

      2020年  231件
      2021年  225件
      2022年  229件
      2023年  287件
      2024年  284件

 不動産業に関係する大きな倒産は、下記である。

   不動産賃貸の旧セントラル自動車技研    72億円
   リゾート施設の旧ホテルニューアカホ     63億円
   老人福祉事業の日本ヒューマンサポート   62億円

 ここ1年半の不動産業の各月倒産件数と直近1年間の倒産件数は、帝国データバンク発表の各月倒産件数を利用して作成すると、下記である。

      年月           当該月件数     直近1年間件数

2023年07月 23 269 2023年08月 27 274 2023年09月 21 278 2023年10月 30 291 2023年11月 20 290 2023年12月 21 287 2024年01月 26 292 2024年02月 14 273 2024年03月 28 271 2024年04月 19 271 2024年05月 28 278 2024年06月 19 276 2024年07月 27 280 2024年08月 23 276 2024年09月 25 280 2024年10月 28 278 2024年11月 19 277 2024年12月 28 284

 2020年12月以降の直近1年の不動産業の倒産件数のグラフは、下記である。直近1年間の倒産件数の最低は、2022年5月の193件である。



不動産業の倒産件数グラフ 2024年



  鑑定コラム2662)「不動産業の倒産が急増している。2023年10月直前1年間の倒産は291件。2022年5月は193件であった」

  鑑定コラム2644)「不動産業の倒産が急増。直前1年間の集計では不動産業倒産の最低は2022年5月の193件で、2023年8月は274件。」

  鑑定コラム2540)「2022年の不動産業の倒産件数は229件」

  鑑定コラム2346)「2021年の不動産業の倒産件数は225件」

  鑑定コラム2217)「2020年の不動産業の倒産は1994年来最低の231件」

  鑑定コラム2747)「不動産業直近1年間倒産件数 2022年5月193件が底か」

  鑑定コラム2763)「不動産業直近1年間倒産件数 2024年7月280件」

  鑑定コラム2778)「2024年8月の倒産件数746件 過去10年の8月の最高 不動産業の倒産件数は23件」

  鑑定コラム2789)「2024年9月の倒産件数741件 10年ぶりの700件越え 不動産業の倒産件数は25件」


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