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NHK−BSプレミアムの火野正平の自転車こころ旅は、平成25年2月3日(日)で24年秋バージョンは終わった。
最終回のこころ旅の手紙の主は、30年前アメリカに行くための旅費稼ぎとして、沖縄八重山諸島の一つの小浜島にアルバイトに行き、道路工事の仕事をした。
一日の仕事を終えて、夕方宿舎に帰る時に見た西表島に落ちる夕日の美しさが忘れられない。
その夕日と造った側溝工事が表彰されたということもあり、その側溝は現在どうなっているかという手紙の主のこころの風景を訪ねるのが最終回の旅であった。
小浜島への旅の前に、石垣島の玉取崎展望台から見た八重山ブルーの海のこころの風景の旅があった。
こころ旅の手紙の主は女性で、20歳前の頃、父を亡くし、いつまでも母に甘えていてはいけないと、すぐに会いに行けない位の遠い所に行けば良いと、石垣島に来てしまった。今は石垣島に住み、母親になっているが、母親から遠ざかろうとした20歳前の時に、玉取崎展望台から初めて見た八重山ブルーの海の美しさが忘れられないというこころ旅であった。
手紙を読み終えた火野正平は、手紙の主に贈ると言って、一つの歌を口ずさんだ。
♪・・・・・・・・・・
泣くなよーや ヘイヨー ヘイヨー
ていだの光受けて
すこやかに 育て
どこかで聞いたような歌であった。
詳しくは知らないが、「童神(わらびがみ)」(古謝美佐子作詞・佐原一哉作曲・上田浩司編曲)という歌で、夏川りみが唄っている歌と、後で知る。
母親が大事に愛おしく育ててくれたのであるから、母親に心配をかけて生きていってはいけないよと、正平が歌で手紙の主をあたかも諭すごとくであった。
火野正平がこころ旅の番組で、こころ旅の手紙の主に贈る歌として唄ったのが前に一度あったことを思い出す。
山口県の秋吉台の長者原の草原を見ながら、「千の風になって」を静かに唄った。
夫と一緒に長者原に来たが、その夫は今は天国に行ってしまったという手紙の主のこころの風景は、夫と見た長者原の草原であった。
正平は手紙を読み終えた後に、風になびく長者原の草原に向いながら、秋川雅史が唄った「千の風になって」(新井満日本語詞・新井満作曲)の歌を、手紙の主に贈った。
手紙の主は、火野正平の唄う「千の風になって」を耳にした時、長者原の草原の上に夫が風になって来ているのではなかろうかと思ったのではなかろうか。
カメラアングルも大変よく、脳裏に今も残る名カットの一つである。
玉取崎展望台のこころ旅のNHKのブログは、下記である。
http://www.nhk.or.jp/kokorotabi-blog/400/145014.html
長者原のこころ旅のNHKのブログは、下記である。
http://www.nhk.or.jp/kokorotabi-blog/400/98616.html
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