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国内銀行の不動産業新規貸出は、10兆円を前にして足踏み状態である。
日本銀行が、2014年8月11日に、2014年第2四半期(2014年4月〜6月)の銀行の業種別貸出額を発表した。
日本の国内銀行が、同期間に新規に貸出した金額は89,448億円である。
そのうち不動産業への新規貸出額は、18,135億円である。
2014年(平成26年)7月直前1年間、即ち2013年7月〜2014年6月までの不動産業への新規貸出額は、9.6749兆円である。下記である。
発表時の数値であり、後日確定数値として変更する場合がある。単位億円。
2013年7月〜9月 25,785
2013年10月〜12月 21,495
2014年1月〜3月 31,334
2014年4月〜6月 18,135
合計 96,749
3ヶ月前の2013年4月〜2014年3月の1年間(2014年4月直前1年間)は、9.6917兆円であった。
2014年4月直前1年間 9.6917兆円
2014年7月直前1年間 9.6749兆円
2014年7月直前1年間は、僅かに減少している。
不動産業新規融資額10兆円を前にして、融資額は足踏み状態である。
この現象は良いことである。
足踏み状態は、不動産業融資への銀行の警戒心の現れが出て来たと言うことであれば、喜ばしいが。
10兆円を突破することは止めて欲しい。
過去の国内銀行の不動産業への新規貸出額を記す。
発表時の数値の四半期の年間合計数値であり、その後確定値として変動している場合があるかもしれない。
2003年 68,132億円
2004年 77,841億円
2005年 93,978億円
2006年 91,591億円
2007年 100,859億円
2008年 84,072億円
2009年 69,587億円
2010年 77,248億円
2011年 76,826億円
2012年 82,784億円
2013年 95,488億円
2014年4月直前1年間 96,917億円
2014年7月直前1年間 96,749億円
2007年の10.0兆円は、不動産ファンドバブル崩壊年の金額である。
鑑定コラム1205)「不動産業新規貸出9.7兆円(2014年4月直前1年間)」
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