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2020年の中国の春節は、2020年1月25日であった。春節の休みは、1月24日〜1月30日であった。
春節の休みで日本に来ていた中国観光客の新型コロナウイルス保菌者が、菌をまき散らして日本人にうつし、菌をうつされた日本人の体内で増殖した新型コロナウイルスが、肺炎の病として、日本のあちこちで、感染ルート不明で表面化して来た。中国武漢のごとく爆発的に伝染病化するかもしれない。
2020年2月22日現在、日本で死者が3人出た。毎日新しい患者の出現をテレビは伝える。
クルーズ船乗船の感染者から2人の死者が出て、加藤厚生労働大臣がテレビのインタビューで、今後アビガンを使用してみると云っていた。
「えっ、まだファビピラビルを使用していなかったの・・・・・!
感染症が流行し、手に負えなくなった最後の治療薬として、政府は製薬会社に作らせ、政府が保管しておくと、ずっと前に言っていたはずだが。
新型コロナウイルスの治療薬として、保管しているファビピラビルをまだ使っていなかったのか・・・・・」
私は厚生労働大臣のテレビのインタビューを聞きながら、上記のごとくの事を頭に浮かべて驚いた。
ファビピラビルは、エボラ出血熱の病気がアフリカで流行ったとき、話題になった富山化学工業の古田要介氏が1998年に発見したRNAウイルス阻害剤である。商品名は「アビガン」という。
富山化学工業は、富士フイルムの資本傘下になり、今は富士フイルムが製造権を持っている。
ファビピラビルが、今回の新型コロナウイルスの感染症に、劇的に効く治療薬かどうかは分からないが、RNAウイルス阻害剤であることから、何らかの効用はあるのでは無かろうかと思う。
何故、今迄厚生労働省は、ファビピラビルを使わなかったのか。
2020年2月22日19:48の配信として共同通信は、「アビガンの投与開始」の見出しで、次のごとくの短いニュースを流した。
「加藤厚労相によると、新型コロナウイルス肺炎患者に対して新型インフルエンザ治療薬「アビガン」を22日に投与した。」
やっとファビピラビルが、2020年2月22日に新型コロナウイルスの肺炎患者に投与された。
投薬の効果はどう出るだろうか。一週間ぐらいで、それは分かるであろう。
良報を待つ。
ファビピラビルについては、6年前の2014年8月4日付発表の鑑定コラム1234)に記事を書いている。
下記に、その鑑定コラム1234)を転載する。
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鑑定コラム1234)「日本人発見の薬がエボラ出血熱を治すか」
不動産鑑定評価とは全く関係無い話です。
2014年8月7日のブルームバーグが、嬉しいニュースを伝える。
そのニュースの記事は、題は、「富士フイルムのインフル治験薬、エボラ出血熱治療に有望か」の記事である。
現在アフリカの西部のギニア、リベリア、ナイジェリア、シェラレオネで猛威を振るっているエボラ出血熱に対しての治療薬として、日本の企業のアメリカ関連会社が治験中の薬が検討されているという記事である。
エボラ出血熱は、感染者の90%は死亡するという怖い病気であり、この病気に対する治療薬は現在無い。
富士フイルムの米国提携企業であるメディベクター(ボストン)の治験薬を、エボラ出血熱の感染者治療薬に使うために、米国防総省が米食品医薬品局と協議しているとブルームバーグは伝える。
保険福祉省ではなく、国防総省がエボラ出血熱の治療薬を捜して居るのである。
WHOは、2014年8月6日現在、エボラ出血熱の感染者は1711人で、死者は932人と発表する。
メディベクターの治験薬は、ファビピラビルという薬で、日本でインフルエンザの薬として治験終了し、日本政府がインフルエンザ治療の薬として認可している。
このファビピラビルと言う薬を発見したのは、富士フイルムの傘下になった富山化学工業の古田要介氏が、1998年に発見したとブルームバーグは伝える。
富山化学工業の古田要介氏が発見した薬が、エボラ出血熱の治療薬として使われ、多くの人々の命が救われることになれば、それは大変うれしいことではないか。米食品医薬品局が承認することを望む。
私がエボラ出血熱を知ったのは、アメリカの映画『アウトブレイク』(ウォルフガング・ペーターゼン監督、1995年)によるものであった。
その映画は、エボラ出血熱とは病名を云ってはいなかったが、エボラ出血熱を題材にしたものであった。
主演はダステン・ホフマンであった。好演技であった。
モーガン・フリーマンも出ていた。
DVDレンタルで見られることを勧める。
富山化学工業のホームページに、ファビピラビルの臨床試験情報が載っている。
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