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2080)新型コロナウイルス感染者・8週間後 2020年4月30日13803人

 2020年3月5日から4月30日は8週間たった。

 8週間後の新型コロナウイルスの感染者数を記す。

 過去の感染者数は、下記のとおりである。その事について記述した鑑定コラム番号も記す。

      3月05日             306人   鑑定コラム2051)
           3月19日(2週間)    892人   鑑定コラム2060)
            3月26日(3週間)      1266人   鑑定コラム2063)
            4月02日(4週間)       2425人  鑑定コラム2068) 
            4月09日(5週間)       4869人  鑑定コラム2071) 
            4月16日(6週間)       8574人  鑑定コラム2073) 
            4月23日(7週間)      11867人  鑑定コラム2077)
 
 3月5日から8週間経った4月30日時点の新型コロナウイルスの感染者数はどれ程であろうか。

 NHK発表の4月30日10時半現在の感染者数は、13803人である。

 過去の週間毎の新感染者数は、下記の通りである。

                                  累計     新感染者数

      3月05日     306人   3月19日(2週間)    892人 +586 3月26日(3週間)  1266人 +374 4月02日(4週間) 2425人    +1159 4月09日(5週間) 4869人    +2444   4月16日(6週間) 8574人    +3705 4月23日(7週間) 11867人  +3293 4月30日(8週間) 13803人  +1936

 週間の感染者数が、前週に比し▲1357人(3293人→1936人)であるから、緊急事態宣言の効果は出ていると云えようか。

 東京都は、4月23日の感染者は3439人、一週間後の4月30日は4106人である。

 東京は、ここ1週間で667人増えた。先週は993人の増加であったから、先週に比し増加人数は減っている。

 4月8日から東京は感染症緊急事態宣言が出され、大学、学校、店舗の休み、人の非外出の要請がなされ、人の接触交流は大幅に少なくなっている。

 感染症緊急事態宣言による感染症対策は、少し効果を現し出したと云えるであろうか。

 東京都の3月5日以降4月30日迄の感染者の数値を下記に記す。数値はNHK調べの各日10時半現在発表数値である。右端は感染者3日移動平均の数値である。


東京 年月日 累計感染者 新感染者 三日移動平均
1 2020年3月5日 44    
2 3月7日 58 14  
3 3月8日 64 6  
4 3月9日 64 0 6.7
5 3月10日 64 0 2.0
6 3月11日 67 3 1.0
7 3月12日 73 6 3.0
8 3月13日 75 2 3.7
9 3月14日 77 2 3.3
10 3月15日 87 10 4.7
11 3月16日 90 3 5.0
12 3月17日 90 0 4.3
13 3月18日 102 12 5.0
14 3月19日 111 9 7.0
15 3月20日 118 7 9.3
16 3月21日 129 11 9.0
17 3月22日 136 7 8.3
18 3月23日 138 2 6.7
19 3月24日 154 16 8.3
20 3月25日 171 17 11.7
21 3月26日 212 41 24.7
22 3月27日 259 47 35.0
23 3月28日 299 40 42.7
24 3月29日 362 63 50.0
25 3月30日 430 68 57.0
26 3月31日 443 13 48.0
27 4月1日 521 78 53.0
28 4月2日 587 66 52.3
29 4月3日 684 97 80.3
30 4月4日 773 89 84.0
31 4月5日 891 118 101.3
32 4月6日 1033 142 116.3
33 4月7日 1116 83 114.3
34 4月8日 1195 79 101.3
35 4月9日 1338 143 101.7
36 4月10日 1519 181 134.3
37 4月11日 1705 186 170.0
38 4月12日 1902 197 188.0
39 4月13日 2068 166 183.0
40 4月14日 2158 90 151.0
41 4月15日 2319 161 139.0
42 4月16日 2446 127 126.0
43 4月17日 2595 149 145.7
44 4月18日 2794 199 158.3
45 4月19日 2975 181 176.3
46 4月20日 3082 107 162.3
47 4月21日 3184 102 130.0
48 4月22日 3307 123 110.7
49 4月23日 3439 132 119.0
50 4月24日 3572 133 129.3
51 4月25日 3733 161 142.0
52 4月26日 3836 103 132.3
53 4月27日 3908 72 112.0
54 4月28日 3947 39 71.3
55 4月29日 4059 112 74.3
56 4月30日 4106 47 66.0


 下記グラフは、上記データの感染者数3日移動平均のグラフである。



コロナ8週間


 上記グラフを見て、感染者数が減って、感染症の峠を越えたと思ったら、大間違いである。検査に限定条件が付けられている状態によって得られた感染者数による感染者減である。検査を受けていない、受けられない新型コロナウイルス保菌患者は、その実態数が分からないだけで街中にゴロゴロいる。

 小池東京都知事は、オリンピック用に築造した室内体育館を野戦病院にする工事に着手したという報道は、まだされ無い。

 繁華街を新型コロナウイルス消毒車が、消毒液を噴霧して走る姿の映像はテレビから流れない。

 電車、地下鉄車輌内が消毒液の噴霧で真っ白の空間になる映像は、テレビから未だ流れない。

 電車、地下鉄の改札口前に消毒液がずらりと並び、手を消毒しない限り乗車出来ない映像はテレビから未だ流れない。

 テレビ映像で流れる都知事の姿は、記者会見で都民に非外出をお願いする映像と、新しくアパホテルを新型コロナウイルスの軽症者の隔離の為に借り上げた視察の映像のみである。

 非外出をお願いするだけでは、新型コロナウイルス感染症は鎮まらない。

 先週の鑑定コラム2077)で述べた新型コロナウイルス治療のベルトコンベア式治療法を、東京都は他力本願で無く自ら行動して作りあげなければ、新型コロナウイルスの感染は鎮まらない。

 先週述べた新型コロナウイルス治療のベルトコンベア式治療法は、再記すれば、下記である。

 東京都は自ら行動を起こし、「先ず、発熱外来検査所を造り、保健所・国立感染症研究所などに任せず、PCR検査を自ら広く行い、陰性と陽性をはっきりと区別し、街中を自由勝手気ままに徘徊している新型コロナウイルス隠れ陽性者を見つけだす。

 検査で分かった陽性軽症者は借り上げホテルで、本人の承諾を得てアビガンを投与し、経過を見る。

 一方、野戦病院を開設し、借り上げホテルでの様子見の出来ない患者は野戦病院に入れ、そこで治療する。

 野戦病院に患者は1ヶ月も2ヶ月も入院していない。2週間も経てば治る人は治る。重症者はより専門病院に移送する。そうしてベッドを回転させる。」

 こうした治療方式を作りあげれば、医療崩壊など生じない。製造業等産業の再稼働は早く、日本経済の打撃も少ない。国民の気持ちも前向きになり、明るくなる。

 研究を目的とする研究者の発想しかない国立感染症研究所を中心とした厚労省の現在の新型コロナウイルス治療対策のやり方を続けていては、日本経済は半壊し、教育に大打撃が生じる。

 2020年4月30日10時半の新型コロナウイルスの都道府県の感染者数を多い順に記す。NHK調べの感染者数である。クルーズ船・チャター機の感染者は除く。

           感染者数    都道府県名

  4,106人   東京   1,597    大阪 997 神奈川 848 埼玉 826    千葉 726     北海道       643    兵庫       639    福岡 486 愛知 317    京都 250 石川 195 富山       163    茨城   155 広島 149 岐阜 146 群馬 141 沖縄 122 福井 95 滋賀 88 宮城 83 奈良 75 新潟 74 高知 72    福島 68 山形 68 静岡        66 長野         60 和歌山 60    大分 55    栃木 53 山梨        47 愛媛 47    熊本 45 三重 41 佐賀        32    山口 28 香川 26 青森 23 島根        23    岡山 17 長崎        17 宮崎 16 秋田        10    鹿児島        5    徳島 3 鳥取        0    岩手

 感染者0人の県は、岩手の1県である。

 長崎は先週65人であったが、今週は先々週の17人に戻ってしまった。 先週の感染者には長崎造船所に修理停泊中の豪華客船乗組員の発症者の人数が入っていたため、それを控除するとしたためである。

 富山は、先週141人で、今週は195人である。54人の増加である。一体何があったのか。知事は対策をしっかりとやっているのか。石川の順位に近づいてきたが、何も北陸の隣県同士で、感染症の増加人数の順位を争う必要は無い。

 佐賀は先週19人であった。今週41人と急増である。知事は対策を丸投げして、保健所任せのコロナ対策行政をしているのでは無いのか。


  鑑定コラム2050)「教育の低下を憂う」

  鑑定コラム2051)「新型コロナウイルス感染者・各県 2020年3月5日306人」

  鑑定コラム2060)「新型コロナウイルス感染者・2週間後 2020年3月19日892人」

  鑑定コラム2063)「新型コロナウイルス感染者・3週間後 2020年3月26日1266人」

   鑑定コラム2068)「新型コロナウイルス感染者・4週間後 2020年4月2日2425人」

  鑑定コラム2070)「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発令された」

  鑑定コラム2071)「新型コロナウイルス感染者・5週間後 2020年4月9日4869人」

  鑑定コラム2073)「新型コロナウイルス感染者・6週間後 2020年4月16日8574人」

  鑑定コラム2077)「新型コロナウイルス感染者・7週間後 2020年4月23日11867人」

  鑑定コラム2084)「新型コロナウイルス感染者・9週間後 2020年5月7日15,157人」

  鑑定コラム2090)「新型コロナウイルス感染者・11週間後 2020年5月21日16,102人」


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