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420)鑑定コラムで読まれている記事ベスト10(2008年4月1日)

 2008年1月1日から2008年3月31日までの3ヶ月の間で、当ホームページの鑑定コラムの記事で、どの記事が最も多く読まれたか、統計を取って見た。3ヶ月ごとの恒例のコラム集計分析である。

 次の通りである。
 一応アクセスがあったということは、その記事は読まれたと解釈する。
 3ヶ月前と変わらないものもあるが、過半数以上が変わっている。
 3ヶ月と言う短い期間とはいえ、世の中の変動状況がはっきりと読み取れる。

 1位   鑑定コラム287) 「 一坪とは」
  2位   鑑定コラム402) 「都内住宅地の地価下落が本格化してきた(2008 年1月)」
 3位   鑑定コラム391) 「鉄筋鋼材の値上がりが激しい」
  4位   鑑定コラム401) 「店舗賃料と事務所賃料の期待利回りは同じなのか」
 5位   鑑定コラム19)  「還元利回りの求め方」

 6位   鑑定コラム398) 「最悪の2008年の箱根駅伝」
 7位    鑑定コラム405) 「ある大学の不動産鑑定の1つのレポート課題」
 8位   鑑定コラム214) 「共益費は賃料を形成しないのか」
 9位   鑑定コラム337) 「経済的耐用年数とは」
 10位   鑑定コラム408) 「『「売り出し価格」信じるな』という見出しの特集記事」

 以上の10件が、2008年1月から3月までの3ヶ月間の期間のベスト10の記事である。

 アクセス数は、1位が約1700件、10位は600件程度である。3ヶ月前とほぼ同じである。

 順位1位は、3ヶ月前の2008年1月の分析時と変わりはない。
 このコラム記事は、2006年6月27日に発表した。それ以後、私の鑑定コラムで読まれている記事のトップに居続ける。

 ずっと当鑑定コラムのランク1位にあると言うことは、一坪は何平方メートルに換算するのかということを知りたがっている人が多いということが常に存在しているということであろうか。

 桐蔭横浜大学法学部の不動産鑑定評価の講義の第2回目に、学生にこの記事と同じことを話している。
 不動産について全く知識の無い学生にとっては、耳新しい内容かもしれない。熱心にノートをとっている様である。

 「坪」の言葉は、不動産を語る時の基礎の基礎である。
 「坪」の単位と広さが分からなくては、不動産鑑定評価の講義は始まらない。

 ランク2位のコラム記事は、2007年8月末に記した鑑定コラム372)『「都心地価下落始まる」AERA 2007年9月3日号を』の追跡記事である。地価下落の予測が見事に的中し、してやったりの気分である。

 ランク3位のコラム記事は、鉄筋鋼材価格の著しい値上がりの兆候が見えてきたという警戒記事である。記事を書いた時(2007年11月30日)は、19ミリ異形棒鋼はトン6万円台を突破して、7万円になった時である。現在(2008年4月4日)はトン9.4万円である。今も猛烈に価格上昇が続いている。

 ランク4位のコラム記事は、店舗賃料と事務所賃料の期待利回りは同じと思い込んで賃料を求めている不動産鑑定士に対して、「期待利回りは違うょ。店舗賃料の期待利回りの方が高いょ」というメッセージの記事である。

 5位、8位、9位は10位内ランクの定番の鑑定コラムである。
 不動産鑑定士の中には、いぜんとして共益費は賃料には含まれないと信じ込んでいる人がいる。
 共益費は、支払賃料を形成しないが、実質賃料を形成すると云うことが分からない。
 賃貸事例の実質賃料を、支払い賃料に保証金の運用益を加算したものが、比準賃料の実質賃料としている。共益費を入れていない。
 共益費や礼金の償却額、保証金の償却額を加えていないものを比準賃料の実質賃料とはいえない。

 実質賃料の概念がはっきりと分からない不動産鑑定士が、賃料の専門家と称して誤った実質賃料の概念で裁判関係の賃料鑑定書を書くから、賃料について何も知らない裁判官、或いは生半可な知識しか持たない裁判官が、その不動産鑑定書を信じて、これまたトンチンカンな判決を下す。

 10位のコラム記事は、「アエラ」2008年3月3日号(2008年2月25日発売)の特集記事の紹介である。
 このAERAの強烈な見出しの文言には、私はいささか驚いた。しかし、相当なインパクトを世間に与えた様だ。
 特に、地価は上昇していると、2008年3月24日に発表した地価公示価格には、相当の影響を与えていると思われる。

 その証拠に新聞、雑誌の地価公示価格の解説記事には、必ずといって良いほど、最近の土地価格の動向は弱含み若しくは一部で地価下落も認められることから、今後の地価の動向を注意深く見ていく必要が有る等のコメントがついていた。
 地価が上昇していると土地鑑定委員会が発表していると書きながら、その地価上昇の発表は信用出来ないと云わんばかりの論調である。


 アクセスの多いベスト10の記事とはどういう内容のものか、改めて興味を持たれた方は、下記鑑定コラムをクリックすれば、記事に繋がります。

 1位   鑑定コラム287) 「 一坪とは」
2位   鑑定コラム402) 「都内住宅地の地価下落が本格化してきた(2008 年1月)」
 3位   鑑定コラム391) 「鉄筋鋼材の値上がりが激しい」
4位   鑑定コラム401) 「店舗賃料と事務所賃料の期待利回りは同じなのか」
 5位   鑑定コラム19) 「還元利回りの求め方」
 6位   鑑定コラム398) 「最悪の2008年の箱根駅伝」
 7位   鑑定コラム405) 「ある大学の不動産鑑定の1つのレポート課題」
 8位   鑑定コラム214) 「共益費は賃料を形成しないのか」
 9位   鑑定コラム337) 「経済的耐用年数とは」
10位   鑑定コラム408) 「『「売り出し価格」信じるな』という見出しの特集記事」


 鑑定コラム372)『「都心地価下落始まる」AERA 2007年9月3日号を』の記事内容については、朝日新聞のホームページであるahahi.comが記事を公表しております。下記をクリックすれば当該記事を読むことが出来ます。
http://www.asahi.com/housing/zasshi/TKY200709270160.html

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