○鑑定コラム
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2010年1月1日から2010年3月31日までの3ヶ月の間で、当ホームページの鑑定コラムの記事で、どの記事が最も多く読まれたか、統計を取って見た。3ヶ月ごとの恒例のコラム集計分析である。
次の通りである。
一応アクセスがあったということは、その記事は読まれたと解釈する。
統計をとって何になるのかと思う人もいるであろうが、何かになるのである。
自前のデータを持つことによって、自分なりの世の中の変動状況を読み取ることが出来るのである。
新聞等で書かれる他人の分析によるものでなく、自分で分析し自分の考えを持つことが出来るのである。このことは、強い判断武器になる。
1位 鑑定コラム287) 「1坪とは」
2位 鑑定コラム337) 「経済的耐用年数とは」
3位 鑑定コラム268) 「定期借地権の地代」
4位 鑑定コラム19) 「還元利回りの求め方」
5位 鑑定コラム633) 「実務修習の継続賃料の求め方は間違っている」
6位 鑑定コラム63) 「年収倍率5.34倍のマンション価格」
7位 鑑定コラム219) 「家賃評価の期待利回りは減価償却後の利回りである」
8位 鑑定コラム626) 「財務省は動いた」
9位 鑑定コラム620) 「地価17年周期説」
10位 鑑定コラム621) 「管理費は支払賃料が分からなければ決められないのか」
以上の10件が、2010年1月から3月までの3ヶ月間の期間の上位10の記事である。
順位1位、2位は、3ヶ月前と同じランクに位置する。
順位3位と4位は順位が逆転した。
この4つのコラムと順位6位のコラムを加えた5つのコラムは、最近はランク10位内に入る常連の記事になって来た。
今迄に相当多くの人が読んでいる記事である。それも初めて当鑑定コラムを訪れる人ばかりと思われる。
5位に、2010年2月中旬に発表した「実務修習の継続賃料の求め方は間違っている」という、強烈な題の記事が入った。
記事発表後1ヶ月と少しで、上位5位に入ったのは、記事を読む人が甚だ多かったことを意味する。
記事の内容を伝え聞き、アクセスしてきた人が多かったのではなかろうか。インターネットの時代である。アクセスカウントには現れ無いが、記事を転送して仲間・知人に知らせた人も当然多くいるのではなかろうかと思う。
社団法人日本不動産鑑定協会が行っている、不動産鑑定士3次試験合格者への実務修習のテキストの継続賃料の求め方が間違っていると、現職で鑑定評価している不動産鑑定士に、小さいとはいえ、インターネットのホームページに公開されては、鑑定協会も驚き、テキストに則って実務修習生を実務指導している不動産鑑定士も驚き、実務修習生もびっくりし、その記事はどういう内容か読みたくなるであろう。
鑑定協会の実務研修委員会では、当然問題視せざるを得ないであろう。
自分達は、国土交通省の委嘱を受け、実務修習テキストを作成しているのである。内容については、国交省の了解をとっているのである。
いわば国交省のお墨付をいただいていると思っているのである。
それを真っ向から、継続賃料の求め方は間違いであると否定する。
得体の知れない名前も聞いたことのない一人の不動産鑑定士が、偉そうに、実務修習テキストに記載の継続賃料の求め方のテキストの内容が間違っていると発言すれば、プライドの高い不動産鑑定士は、それを知れば「ふざけるな」と怒りたくなるであろう。
「不動産鑑定士の田原拓治とは何者だ。どういう人なのだ。とんでもない野郎だ。」
と云うことになる。
実務修習生からも問い合わせも複数あった。
実務修習のテキストを信用して良いのか。私の主張を信用して良いのか分からないから教えて欲しいの類の質問だった。
「田原先生の主張は良く分かる。
私もその通りであると思う。
しかし、実務修習生の立場で、試験に合格しなければ不動産鑑定士になれない。実務修習テキストに書いて有る以上、そのテキスト通りに口頭試問に答えないと試験に落っこちてしまうのではないでしょうか。どうしたら良いでしょうか。」
と。
順位7位、10位もその類の内容の記事である。
賃料評価では、最近は、とんでもない考え方の賃料鑑定書が出回って、賃料評価の質の低下を著しく落としているように私には思える。
それ故に、それら間違っているという指摘の記事に対して、興味を持ちアクセスが多かったのではなかろうか。
賃料の評価の時には、不動産鑑定士はもう少ししっかりと勉強する必要があろうと私は思う。
アクセスの多い上位10のコラムとはどういう内容のものか、改めて興味を持たれた方は、下記鑑定コラムをクリックすれば、記事に繋がります。
1位 鑑定コラム287) 「1坪とは」
2位 鑑定コラム337) 「経済的耐用年数とは」
3位 鑑定コラム268) 「定期借地権の地代」
4位 鑑定コラム19) 「還元利回りの求め方」
5位 鑑定コラム633) 「実務修習の継続賃料の求め方は間違っている」
6位 鑑定コラム63) 「年収倍率5.34倍のマンション価格」
7位 鑑定コラム219) 「家賃評価の期待利回りは減価償却後の利回りである」
8位 鑑定コラム626) 「財務省は動いた」
9位 鑑定コラム620) 「地価17年周期説」
10位 鑑定コラム621) 「管理費は支払賃料が分からなければ決められないのか」
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