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日本銀行が、2018年11月15日に、2018年第3四半期(2018年7月〜9月)の貸出先別貸出額を発表した。
2018年7月〜9月の間の国内銀行の不動産業への新規貸出額は、2兆8758億円であった。
前年同期は、2兆9603億円であった。前年同期比で、
2兆8758億円
──────── =0.971
2兆9603億円
▲2.9%減である。
2018年6月は、前年同期比▲3.6%のダウンであった。
2018年3月は、前年同期比▲8.5%のダウンであった。
国内銀行の不動産業への新規融資額は、減少一方である。
不動産業の景況と銀行貸出額との相関性は高い。
国内銀行の不動産業貸出額が減少一方になったことは、不動産業の潮の目は、完全に変わったことを意味する。
土地価格は当然に下落に向かう。
2018年9月直近1年間の国内銀行の不動産業への貸出先別貸出金額は、下記である。(四半期発表金額がその後訂正されているのもある。)
2017年12月 25675億円(発表時25672億円)
2018年3月 34655億円
2018年6月 23131億円
2018年9月 28758億円
計 11兆2219億円
11兆2219億円である。
2017年1年間は、11兆7068億円であった。
2016年1年間は、12兆3388億円であった。
過去の国内銀行の不動産業への貸出額を記せば、下記である。(金額発表後変更している場合もある。)
2006年 9兆2034億円
2007年 10兆1575億円
2008年 8兆4282億円
2009年 6兆6595億円
2010年 7兆6743億円
2011年 7兆7026億円
2012年 8兆2381億円
2013年 9兆5477億円
2014年 10兆0850億円
2015年 10兆7332億円
2016年 12兆3388億円
2017年 11兆7068億円
2017年12月〜2018年9月 11兆2219億円
不動産業への新規貸出額は、2016年に天井を打ち、減額に向かっている。
現在は2016年の天井時より、年間1兆円強の貸出減である。
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